その他

アゴラ特別セミナー「MMTとBIの疑問に答える」

アゴラ経済塾では、今週と来週、MMTとBI(ベーシックインカム)の講義をする予定ですが、多くの方から問い合わせがあるので、この2回だけ公開セミナー(有料)にします。経済塾の受講生以外の方も、オンラインで講義を聞いて質問できます。

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バリアフリーを強要する「当たり屋」が交通弱者を増やす

先週の私のブログのモンスター弱者の記事がいまだに大きな反響を呼んでいるが、事実関係を簡単に整理しておこう。

4月1日、社民党の常任幹事である伊是名夏子氏は、家族やヘルパーなど5人で来宮神社へ「家族旅行」に出かけた。しかし来宮神社は参道に長い石段があって車椅子で参拝できる所ではなく、来宮駅も無人駅なのでバリアフリーではない。

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マスコミを利用して社会に寄生する「モンスター弱者」

昔からわからないのは、日本社会で「活動家」と呼ばれる人々は超少数派なのに、なぜこれほど影響力があるのかということだ。そういう活動家の巧妙な手口がかいま見られるのが、最近ちょっと話題になった車椅子「乗車拒否」事件である。

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伊是名夏子(朝日新聞より)

朝日新聞によると問題の経緯はこうである。
伊是名夏子さんは4月、子ども2人と介助者、友人の計5人で1泊2日の旅行に出かけることにした。静岡県の熱海で、最寄り駅はJR来宮駅だった。小田原駅で行き先を告げたところ、直前になって無人駅の来宮駅には階段しかなく、ご案内できないと駅員から言われた。

1時間のやり取りを続けたが事態は変わらず、伊是名さんたちは仕方なく電車に乗ったところ、途中の熱海駅で駅員らが待ち受け、来宮駅でも車いすを運んだ。帰りも同様に駅員が乗車を手伝った。

伊是名さんはてんまつをブログで明かしたところ、ソーシャルメディアでは賛否が割れた。「事前連絡がない」「感謝の言葉がない」などの反発が出たほか、伊是名さんを誹謗中傷する投稿も相次いでいる。

これを読むと、たまたま思いついて家族旅行で行った来宮駅で事件が起こったようにみえるが、なぜ障害者がわざわざ最寄りに無人駅しかない来宮神社を旅行先に選び、しかも熱海駅からタクシーに乗らないで、駅員が補助できない来宮駅まで電車で行ったのだろうか?

ここには巧妙なトリックがある。伊是名氏は社民党の常任幹事で、党のナンバー4である。つまり普通の母親ではなく、社民党の活動家なのだ。

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アゴラ経済塾「資本主義は脱炭素化できるか」

大好評でアゴラセミナー史上最高の受講者を集めた「デジタル資本主義の未来」の続編として、4月2日から「資本主義は脱炭素化できるか」を開講します。

菅首相は昨年10月に「2050年CO2排出ゼロ」を打ち出し、年末には政府が「グリーン成長戦略」を発表しました。今年の初めから日経新聞が「カーボンゼロ」キャンペーンを始めるなど、世の中では「脱炭素」がブームになっています。

地球環境を守ることに反対する人はいないでしょうが、地球上のCO2を減らすには莫大な投資が必要です。カーボンニュートラルにするには、日本だけで毎年100兆円以上の投資が必要になるといわれていますが、日本が2050年にCO2排出をゼロにしても、2100年に地球の平均気温が下がる効果は0.01℃未満です。

他方で日本製鉄は今後の設備投資を海外に集中し、トヨタ自動車の豊田社長は「このままでは自動車産業は国内で生産できなくなる」と危機感を表明しました。カーボンニュートラルを本当にやったら、製造業の「空洞化」が加速するでしょう。

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マスパセ事件について

昨年9月、ピーチ航空の機内でマスク着用を拒否して航空機を臨時着陸させた奥野淳也容疑者(自称マスパセ)のアゴラへの投稿が、ネットでちょっと話題になっている。彼が1月19日、大阪府警に逮捕されたからだ(22日に起訴)。

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アゴラ経済塾「デジタル資本主義の未来」

インターネットが世界に急速に普及し始めた1990年代、多くの人がこれによって情報が民主化され、大企業の支配が終わってベンチャー企業の時代が来るだろうと予想しました。その予想は、ある意味では当たりました。今は誰でもツイッターで世界に情報を発信でき、誰でもネット企業を経営できます。

しかしその結果生まれたのは平等で民主的な世界ではなく、GAFAと呼ばれる巨大企業が情報と富を独占するオーウェル的な世界でした。グローバル企業の独占は国境を超えて拡大し、今やかつてのIBMをはるかにしのぐ「ビッグブラザー」になりました。他方で賃金は上がらず、格差は拡大しています。

資本主義が終わって自律分散型の「情報社会」が来るという夢は消え、グローバルな独占資本主義が生まれているようにみえます。これに対する反発が全世界で起こり、かつて税制などでネット企業を育成していた各国政府も、最近は独占の拡大を警戒し、GAFAに対する規制を強めています。

他方、日本経済はデジタル革命に取り残され、停滞したままです。デフレやマイナス金利の最大の原因は、このグローバルな独占的競争に日本企業が対応できなかったことですが、政府はいまだに何が起こっているのかわからないまま、財政・金融政策のバラマキを続けています。

2021年1月からのアゴラ読書塾「デジタル資本主義の未来」では、いま資本主義に起こっている構造変化について最新のデータや研究を紹介し、その未来を受講者のみなさんと一緒に考えたいと思います。

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アゴラ読書塾 池田信夫「古い脳と新しい脳」

ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)新型コロナ騒動もようやく落ち着きましたが、終わってみると(日本では)インフルエンザ程度の風邪でした。それは驚くことではないのですが、驚いたのは社会の大パニックです。4月ごろまではしょうがないとしても、5月以降、日本の被害は大したことないとわかってからも、マスコミは騒ぎ続けました。

こういうゼロリスク脳は、福島第一原発事故のときと同じパターンで、そこには何かの法則性があると思われます。それは論理や事実の問題ではありません。どちらも科学的事実ははっきりしており、コロナも福島の処理水も生命を脅かすようなリスクではありません。

ではなぜ人々はこのように強い恐怖を抱くのでしょうか。それは恐怖が遺伝的にそなわった古い脳の機能だからです。自分より強そうな動物が来たら瞬時に逃げる行動は、犬や猫にもみられる「速い思考」です。これは脳の辺縁系と呼ばれる部分の機能で、他の哺乳類とほとんど変わりません。

それに対して「感染率は高いが死亡率は低い」などと論理的に考える能力は、大脳皮質などの新しい脳の機能で、ここ数百万年に発達したものです。それはエネルギーの必要な「遅い思考」で、情報収集などのコストがかかるので、人はいったん速い思考で決めた結論を変えないことが多い。

このように人間の思考が二重構造になっているという仮説は、行動経済学や進化心理学で広く認められ、多くの実証データが蓄積されています。10月からのアゴラ読書塾「古い脳と新しい脳」では、そういう最新のデータを紹介し、それをビジネスなどの意思決定にどう生かすかを考えます。

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アゴラ読書塾「疫病と文明」

疫病と世界史 上 (中公文庫 マ 10-1)新型コロナウイルスの世界的な流行は、先進国では過去のものと思われていた疫病(感染症)の脅威が、今なお大きいことを人々に思い知らせました。人類の歴史の中で、疫病は戦争と並んで生命をおびやかす最大の危険でした。

戦争に勝ち抜くために国家が生まれたように、疫病と戦うために宗教が生まれました。多くの未開社会に世界を浄と不浄に分類する呪術があり、死者を隔離する墓地や葬儀があります。これは今では機能的には無意味な儀式と思われていますが、人が世界を分類することには、疫病を防ぐ意味があったのです。

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アゴラ経済塾「リスクと危機」

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質いま世界は、危機の渦中にあります。新型コロナウイルスの感染は中国から世界に広がり、世界中の株価もリーマンショック以来の暴落を記録して「中国発の世界経済危機」が始まったようにみえます。

新型コロナの感染力はインフルエンザ程度で、致死率は1%以下。ペストやコレラのように大量に人を殺す疫病ではないのですが、そのもたらす経済危機は大きい。それは危機が客観的なリスクではなく、心理的な不確実性によって起こるからです。

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休業させるなら学校よりパチンコ屋

安倍首相は国会で「一斉休校は1918年のスペイン風邪の事例を参考にした」と答弁した。これは感染症の歴史では有名な話で、Forbes日本版によると、
セントルイス市長は「現在市でスペイン風邪が発生しはじめました。そして大流行になりつつあります。全ての劇場、学校、ホール、酒場、民宿、ダンスホールは次のアナウンスがあるまで閉鎖します。集会も日曜学校も禁止です」と発表した。
その結果、住民の接触を制限したセントルイスは、次の図のように、行政が何も介入しなかったフィラデルフィアに比べて、死者を1/8以下におさえることができた。これを教訓として、感染症の初期には人々の接触を制限することが常識になった。



その意味では今までの日本の政策は基本的に正しいのだが、公共施設を政府がすべて閉鎖することは現代ではむずかしい。そのため経済的な影響の少ない学校だけを閉鎖するというのが安倍首相の判断だろうが、これは優先順位が違う。

続きはアゴラで。



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