その他

秋本真利によるスラップ訴訟について

衆議院議員、秋本真利の私に対する損害賠償請求訴訟の第1回口頭弁論が、きょう東京地裁で行われた。これは以下のツイートなどが、彼の名誉を毀損していると称する訴訟である。


この一連のツイートは週刊新潮の次の記事に対する論評だが、秋本は記事の中で1800万円の政治献金を受け取った事実を認めている。

私のツイートはそれを論評しただけだが、秋本は開き直っている。これは批判を威嚇して論評を封じようとする、悪質なスラップ訴訟である。

続きはアゴラサロンでどうぞ(初月無料)

アゴラ読書塾「長い江戸時代のおわり」

長い江戸時代のおわり
いま日本は、歴史の転換点にさしかかっています。1990年に冷戦が終わり、ソ連はロシアとして「西側」に入り、中国は改革開放で世界市場に入りました。自由と民主主義が勝利し、グローバリゼーションで全世界が豊かになる未来が約束されたようにみえました。

この30年の日本の「デフレ」やゼロ金利も、冷戦の終了で中国の安い労働力が大量に提供された大収斂の結果でした。国内の賃金は下がりましたが、アジアに投資したグローバル企業は高い収益を上げました。

しかしウクライナ戦争は、すべてを変えました。世界は中露などの「ユーラシア国家」とそれ以外の国が、敵と味方に分断される新しい冷戦の時代に入っています。日本は応仁の乱のあと「長い江戸時代」ともいうべき平和を謳歌してきましたが、そんな幸福な時代も終わりました。

世界の再分岐が始まり、冷戦後の「どっちもどっち」という相対主義が許されなくなりました。防衛力の強化が必要になり、「原発ゼロ」や「カーボンゼロ」はエネルギー安全保障をおびやかしています。日本もゼロリスクを卒業し、まじめにリスク管理を考えるときでしょう。

池田信夫・與那覇潤『長い江戸時代のおわり』は、このような時代に日本人がどう変わるかを、歴史学と経済学の立場から考えた対談です。10月からのアゴラ読書塾では、この本をテキストにして、みなさんと一緒に「ポスト冷戦後」の時代を考えたいと思います。

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アゴラ経済塾「エネルギー危機の時代」



ウクライナ戦争をきっかけに、世界はエネルギー危機の時代に入りました。これは一時的な出来事ではなく、少なくとも今後10年は続く覚悟が必要でしょう。その発端は戦争ですが、本質的な原因は世界の分断によるグローバリゼーションの逆転と、ヨーロッパ主導で行われている脱炭素化の動きです。

日本がエネルギー危機に巻き込まれると、大停電や電気代の上昇だけではなく、製造業の国際競争力が低下します。最近の円安は、それを反映したものでしょう。戦争で世界が分断されると、経済安全保障が外交の中心になり、日本の地政学的な立ち位置は見直しを迫られます。

今回の資源インフレは1970年代の石油ショックに似ていますが、当時の日本は世界の成長を牽引するリーダーでした。しかし今は一人当たりGDPで韓国にも抜かれた「衰退途上国」です。これからはインバウンドや対内直接投資で、世界に「開かれた国」にする必要があるでしょう。

7月から始まるアゴラ経済塾「エネルギー危機の時代」では、今回のエネルギー危機の原因は何か、それはどう展開するのか、日本経済はどうなるのか、そしてみなさんの生活と資産を守るにはどうすればいいのかを考えます。

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アゴラシンポジウム「電力危機をどう乗り越えるか」クラウドファンディングのお願い

電気代が上がり、供給が不安定になっています。3月には地震の影響で、東京電力管内が大停電する一歩手前になりましたが、今年の夏は「電力不足の夏」になり、冬には110万世帯の電力が不足して、罰則つきの電力使用制限令が出る見通しです。

ところが政府は節電要請するだけで、供給力を増やす対策がとれません。それどころか脱炭素化のために、2030年までに石炭火力を100基削減する予定です。このまま火力発電所を減らすと、電力不足は今後もますます深刻化するでしょう。

アゴラ研究所では、このような電力危機をもたらした原因を考え、危機を回避するために何が必要か、そして政治が何をすべきかを、政治家や専門家のみなさんとともに考えるシンポジウムを7月11日に開催します。

出演者

  • 細野豪志(衆議院議員)
  • 堀江貴文(インターステラテクノロジズ(株)ファウンダー)
  • 山地憲治(地球環境産業技術研究機構理事長)
  • 司会:池田信夫(アゴラ研究所所長)


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アゴラ経済塾「戦争は世界経済をどう変えるか」

4月からのアゴラ経済塾は「インフレ時代に資産を守る」パート2として「戦争は世界経済をどう変えるか」を考えます。



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明けましておめでとうございます

今年も年賀状は出さないので、ブログでごあいさつ。

岸田首相のおかげで、ゼロコロナの重苦しい正月になりました。毎日のコロナ感染者が400人余り、死者ゼロの日本で鎖国を続ける岸田首相は、ゼロリスクの好きな日本人の代表です。

日本人のリスク回避度は、世界一といってもいいでしょう。家計金融資産の50%以上が現金・預金で、保険・年金を含めると80%以上がローリスク資産。株式・投資信託は15%ぐらいしかありません。この過剰な銀行預金が、ゼロ金利の国債が売れる原因です。

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家計金融資産の構成(大和アセットマネジメント調べ)

逆にアメリカでは、約50%が株式などのリスク資産です。おかげで1995年から、米英の金融資産は3倍以上になったのに、日本はその半分にもなっていない。

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日米英の家計金融資産(1995年=100)フィデリティ投信調べ

このようなゼロリスク運用を続けていると、今まで蓄積した資産を食いつぶし、日本は衰退するでしょう。フローのGDPよりストックを大事にする必要があります。一時的な景気対策のためにストックを食いつぶすMMTのような政策は危険です。

1月7日からのアゴラ経済塾「インフレ時代に資産を守る」では、ゼロリスクを脱却して成長する知恵を考えたいと思います。

アゴラ経済塾「インフレ時代に資産を守る」

世界的にインフレの時代が来ています。アメリカの消費者物価上昇率は6.8%、日本でも企業物価上昇率は9.0%になりました。消費者物価上昇率はまだ0.1%ですが、年明けからインフレが始まると予想されています。



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今年の音楽ベスト10

Sour
私のブログマガジンに「私の音楽ライブラリー」というコーナーがある。私の聴く音楽は幅が狭く、趣味も片寄っているが、たまに「参考になる」という人もいるので、年に1回ぐらいリストアップしておこう。
  1. Floating Points, Pharoah Sanders & the London Symphony Orchestra: Promises
  2. Olivia Rodrigo: SOUR
  3. Kurt Rosenwinkel: Angels Around
  4. Lana Del Rey: Chemtrails Over The Country Club
  5. Japanese Breakfast: Jubilee
  6. The Weather Station: Ignorance
  7. Kenny Garrett: Sounds from the Ancestors
  8. Billie Eilish: Happier Than Ever
  9. Ron Miles: Rainbow Sign
  10. The War on Drugs: I Don't Live Here Anymore
続きは12月13日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンで(初月無料)

アゴラ読書塾10月~12月 「家」の日本史

エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層 (ベスト新書)
自民党総裁選挙では「女系天皇」を認めるかどうかが争点になっています。天皇家の正統性が血統にあると思われているからでしょうが、日本の伝統の中では血縁はそれほど重要ではありません。「家」は血縁集団ではなく機能集団だからです。

平安時代に実権をもっていたのは男系男子の天皇ではなく、まったく血縁関係のない藤原氏でした。鎌倉時代に軍団としての「家」が生まれ、それが武士だけでなく農民社会のコアになりました。江戸時代の幕藩体制は、大名家の連合政権でした。

このような構造は明治維新で大きく変わったようにみえますが、明治憲法の天皇と政権の関係は江戸時代とそれほど変わらなかった。明治政府は長州藩の「家」を拡大したもので、近代の総力戦には不向きでした。

戦後は明治民法の「家」制度は廃止されましたが、夫婦同姓を事実上強制する規定が残りました。これをいまだに守ろうとする政治家がいますが、そんな話は時代錯誤です。「家」は企業系列や長期雇用という形で、日本社会に残っています。「家」は人々の心に深く根づき、私の行動に影響しているのです。

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アゴラシンポジウム「カーボンニュートラルで企業はどうする」

菅首相は「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げ、政府は「グリーン成長戦略」を発表し、気候変動サミットで日本政府は「2030年温室効果ガス排出46%削減」という目標を打ち出しました。

あと9年で46%削減するためには、ガソリン車の禁止、粗鋼生産の大幅削減、CCS(二酸化炭素貯留)などのドラスティックな措置が必要になりますが、そのコストは誰が負担するのでしょうか。政府の「グリーン成長戦略」には、カーボンニュートラルのコストは何も書かれていません。本当に2050年にCO2ゼロにしたら、電気代は2倍になるでしょう。

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