法/政治

安倍派の裏金事件は「第2のリクルート事件」になるか

今回の裏金事件は、35年前のリクルート事件によく似ている。その共通点を照合しながら、今後のゆくえを考えてみよう。



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徳川の平和を維持した「無頭の合議体」



江戸城にはなぜ天守閣がないのか、という問いの答は簡単である。1657年の明暦の大火で天守閣が焼失したあと、幕府でその対策を指揮した保科正之が天守閣を再建しなかったからだ。その最大の原因は財政難だったが、もっと重要な原因は「徳川の平和」が確立したことだろう。

16世紀までの日本は、各地の大名が分割支配する連邦国家だったので、その領主は大きな城と高い天守閣をつくった。天守閣そのものは単なる展望台で、戦争の役には立たなかったが、その威容が大名の権力と資金力を示した。徳川家は最大の大名だったので、江戸城も大坂城を上回る日本一の高さで、将軍が代替わりするごとに建て替えた。

しかし明暦年間には島原の乱や由比正雪の乱も終わり、徳川家に対抗できる大名はいなくなった。むしろ都市機能が江戸に集中し、江戸城内に全国の大名の江戸屋敷が密集したことが、明暦の大火で10万人もの死者が出た原因だと保科は考えた。彼は城内から大名屋敷を移転させ、過密になっていた江戸の道路を拡幅し、江戸を再開発したのだ。

江戸城は、ヨーロッパ型の主権国家とはまったく違う「国のかたち」を示している。都市国家の戦争の中で強い国が弱い国を併合し、絶対君主が巨大な城郭で権力を誇示するのではなく、徳川家は多くの大名の(バタイユ的にいうと)無頭の合議体で平和を維持した。江戸城はその無頭性を象徴している。

続きは11月20日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンで(初月無料)

日本保守党は「万世一系」を語る皇国史観

百田尚樹氏などの結成した「日本保守党」が、ネット上で話題になっている。ツイッターでは自民党を超える30万人のフォロワーを集め、党員も3万人を超えたという。知名度も話題性もあるので、泡沫政党としてはトップになるのではないか。



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洋上風力の入札ルールはなぜ変更されたのか

秋本真利議員の入札汚職は、贈収賄事件としては単純明快だ。国会議員が収賄で逮捕されるのは珍しく、鈴木宗男以来、21年ぶりだという。ただこの事件でわからないのは、第2ラウンドの入札ルール変更で、日本風力開発が有利になったのかという点である。



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洋上風力汚職 秋本真利の次の検察のターゲットは誰か

秋本真利議員が洋上風力の入札不正にからむ受託収賄の容疑で、東京地検特捜部に逮捕された。これ自体は予想されたことだが、こんな小物が入札ルールの変更なんかできるはずがない。

問題は追及が「本丸」まで行くかどうかである。検察の次のターゲットは誰か。この経緯を振り返って考えてみよう(肩書きはいずれも当時)。



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大阪府の高校無償化は教育を補助金漬けにする「学校社会主義」

大阪府が2024年度から、私立高校の授業料を全面無償化する方針を決めた。これを私が批判したところ、橋下徹氏から次のような反論が来た。



彼はバウチャーの意味を取り違えているようだが、これは保護者に金券を配ることではない。実務的には府が学校に(親の人数分)払うが、公立学校の授業料と同じである必要もない。大事なのは、すべての保護者に公立も私立も一律の直接給付をすることである。

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日本が大量の難民を受け入れるときが来る


埼玉県の川口市で、クルド人の暴動が相次いでいる。川口や蕨にはクルド人が集団で住み、スラム街ができている。暴動のほとんどは仲間内の喧嘩だが、警官に暴力を振るうケースもあり、市内の病院には約100人が搬送されている。

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マイナンバーとマイナンバーカードはどう違うの?



マイナンバーカードをめぐって混乱が続いていますが、河野太郎デジタル相が「マイナンバーとマイナンバーカードは違うので、マイナンバーカードという名前はやめた方がいい」と発言し、さらに混乱しています。いまだにその区別もわからない人が多いので、やさしく解説しましょう。

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広島サミットの「献花」に感じた違和感

広島サミットは、ウクライナのゼレンスキー大統領まで飛び入りで盛り上がった。特に印象的だったのは、G7の首脳が原爆慰霊碑にそろって献花した光景だが、私には違和感があった。



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LGBT法案はなぜこんなに混乱しているのか

自民党総務会の合同部会で「幹部一任」されたLGBT法案は、16日にも国会に提出される予定だが、自民党内では反対派が多数なので、まだどうなるかわからない。なぜこんなにもめているのか。最初から経緯を振り返ってみよう。
  • 2016年:野党4党が「LGBT差別解消法案」を国会に提出
  • 2018年:野党6党が同じ法案を提出
  • 2021年:自民党が「LGBT理解増進法案」をまとめたが、国会に提出できず
  • 2023年:同じ法案の文言を一部修正して自民党の部会で幹部一任

この法案の特徴は、野党の議員立法で始まり、自民党の稲田朋美議員が「性的指向・性自認に関する特命委員会」をつくったことだ。このため自民党が了承すれば、ただちに国会に提出できる。野党は(参政党を除いて)賛成なので、19日からのG7サミットまでに法案を可決・成立させることも不可能ではない。

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