自民党総裁が、高市早苗氏に決まった。これで今までは空想的な話だと思われていたインフレ税が、よくも悪くも実現する可能性が出てきた。



インフレ税を最初に提案したのは、Lucas-Stokeyの有名な論文である。これは合理的期待という理想的な条件のもとでは、インフレは(ラムゼーの意味で)最適課税であることを証明した。これは金融資産を減価させて所得分配も公平にするが、それには条件が必要である。

インフレ税は金融資産への一律課税だから、資源配分をゆがめないという意味の効率性は高いが、それが事前にわかっていると、金持ちは海外資産に逃避する。国際資本移動が完全だとするとインフレ税は無効になるが、実際の投資家は合理的ではないのでインフレ税は有効だ。問題はどうやってインフレにするかである。

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