このごろ中国政府が日本の「中国銀行」などに文句をつけるようになったが、これは逆である。日本の「中国地方」という言葉は、山陽と山陰をあわせた地域の名称として明治時代から使われている。Chinaを中国と呼ぶようになったのは戦後である。


「支那」はマスコミでは昔から禁止で、このごろはFacebookでも削除されるが、根拠のないタブーである。その語源は5世紀ごろインドで中国を「シナ」と呼んだもので、このもとは「秦」だといわれる。中国には「漢」や「唐」などの王朝を超える地名がなかったため、シナやチャイナという呼称がヨーロッパでも使われた(今も使われている)。

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