石破首相は所信表明演説で2020年代に最低賃金1500円という公約を打ち出した。これは岸田前首相が「2030年代なかばまでに」と言っていたのを前倒ししたものだ。今度の総選挙では、最低賃金に関しては与野党の公約が一致したが、それは実現できるのだろうか。

2024年度の最低賃金の全国平均は1055円。これをあと5年で1500円にするには年率7.3%、合計445円の賃上げが必要で、過去5年の150円をはるかに上回る。


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