今回の補欠選挙は、興味深い結果だった。事前の予想では、自民党の3勝2敗か2勝3敗といわれていたが、意外にも4勝1敗で、立憲民主党は全敗となった。たった5議席で国政の情勢判断はできないが、結果に大きな影響を及ぼした無党派層の気分を知るサンプルとしては意味がある。

特に千葉5区と大分選挙区は数千票から数百票の差で、投票日の直前に出てきた有田芳生候補(山口4区)の「下関は統一教会の聖地だ」という発言の影響が大きかった。これで立民党は、下関市民だけでなく全国の無党派層を敵に回した。



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