東京電力の柏崎刈羽原発(新潟県)に、原子力規制委員会が2021年4月に運転禁止を命じてからまる2年たった。山中伸介委員長は3月8日の記者会見で「(5月に予定していた)是正措置命令の解除はかなりむずかしい」と述べ、解除が夏以降になる見通しを示した。

この調子では再稼動は越年し、今年の夏ばかりか冬にも間に合わない可能性が出てきた。いま東電が申請している規制料金の値上げは柏崎の再稼動を織り込んでいるので、これが遅れると、さらなる値上げは避けられない。

続きはアゴラ