今年は終戦後77年。明治維新から敗戦までと同じである。この起点を一種の「革命」と考えると、そこには単なる偶然以上の一致がある。
戦後でいうと、1950年代まではアメリカのまねをしているだけで成功した。自民党は何もせず、役所も規制しなかったので民間は自由に実験し、そのうちトヨタやソニーなど、ごく一部が大成功したが、それを政府のおかげだと思って民間に過剰介入し、経済が停滞してしまった。
共通しているのは、日本が成功したのは(きわめて低い確率の)幸運だったが、それを実力と錯覚して同じ路線を取り続けたことだ。
続きは12月19日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンで(初月無料)
- 混乱期:革命後の大混乱の中で、訳もわからず西洋のまねをした(明治維新~日清戦争)
- 成長期:予想外の成功を遂げ、アジアの大国になった(日露戦争~第1次大戦)
- 侵略期:調子に乗って大陸を侵略し、大失敗する(満州事変~敗戦)
- 敗戦~60年安保
- 高度成長~不動産バブル
- バブル崩壊~現在
戦後でいうと、1950年代まではアメリカのまねをしているだけで成功した。自民党は何もせず、役所も規制しなかったので民間は自由に実験し、そのうちトヨタやソニーなど、ごく一部が大成功したが、それを政府のおかげだと思って民間に過剰介入し、経済が停滞してしまった。
共通しているのは、日本が成功したのは(きわめて低い確率の)幸運だったが、それを実力と錯覚して同じ路線を取り続けたことだ。
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