日本という国家 戦前七十七年と戦後七十七年
今年は終戦後77年。明治維新から敗戦までと同じである。この起点を一種の「革命」と考えると、そこには単なる偶然以上の一致がある。
  1. 混乱期:革命後の大混乱の中で、訳もわからず西洋のまねをした(明治維新~日清戦争)
  2. 成長期:予想外の成功を遂げ、アジアの大国になった(日露戦争~第1次大戦)
  3. 侵略期:調子に乗って大陸を侵略し、大失敗する(満州事変~敗戦)
これはそれぞれ戦後の
  1. 敗戦~60年安保
  2. 高度成長~不動産バブル
  3. バブル崩壊~現在
に対応する。共通しているのは、混乱期には試行錯誤でいろいろな改革をやり、大部分は失敗するが、そのごく一部が大成功したことだ。明治期でいうと長州閥の陸軍がまぐれ当たりで日露戦争に勝ったが、それを実力と勘違いして満州事変以降の大失敗になった。

戦後でいうと、1950年代まではアメリカのまねをしているだけで成功した。自民党は何もせず、役所も規制しなかったので民間は自由に実験し、そのうちトヨタやソニーなど、ごく一部が大成功したが、それを政府のおかげだと思って民間に過剰介入し、経済が停滞してしまった。

共通しているのは、日本が成功したのは(きわめて低い確率の)幸運だったが、それを実力と錯覚して同じ路線を取り続けたことだ。

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