加藤厚労相は、新型コロナを5類に変更する「見直しに向けた検討を始める」といいました。これまでも何度も「見直し」や「検討」をしてますが、今度はほんとにやるんでしょうか。
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Q. 今コロナはどういう位置づけなんですか?
新型コロナは、特措法で新型インフルエンザ等感染症に分類されています。これはわかりにくい名前ですが、季節性インフルエンザとはちがう「全国的かつ急速なまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるもの」です。Q. 「国民の生命及び健康に重大な影響を与える」とはどういう意味ですか?
病状の程度が「季節性インフルエンザにかかった場合の病状の程度に比しておおむね同程度以上」だという意味です(特措法15条)。この条件を満たさないと新型インフル等感染症とはみなされないので、特措法の対象にはなりません。Q. コロナはインフルより病状の程度が重いんですか?
それはコロナとインフルの重症化率と致死率を比較すればわかります。財政制度等審議会の資料によれば、次のようにコロナ第7波(オミクロン株BA4・5)は60歳以上でも重症化率は0.14%、致死率は0.474%で、重症化率も致死率もインフルより低く、「季節性インフルとおおむね同程度以上」とはいえません。続きはアゴラで