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— 仮蔵 (@karizo2022) April 1, 2022
ロシアはなぜ負けるのか?
多くの「現実主義者」はプーチンの勝利を予想する。なぜなら「保証付」だからだ。 そんな保証どこにある?
私は、アナリストが
1)ロシア軍を過大評価
2)ウクライナ軍を過小評価
3)ロシアの戦略と政治的目標を誤解
していると主張する。https://t.co/v06s6JnUfc
今回の首謀者ショイグ国防相は、プーチンに迎合する「宮廷政治」の達人で、合理的に戦争を行う能力がなかった。彼は軍需産業に迎合して、陸軍と海軍の両方の軍備を増強した。
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— 仮蔵 (@karizo2022) April 1, 2022
ソ連海軍の遺産はロシア軍の呪いだ。ソ連は空母打撃群と海洋艦隊を保有する余裕があった。ロシアにはない。ソ連の野望を捨てるには、己の傲慢さを抑える必要がある(不可能だ)。だからそれを維持しようとする。ゆえに:ロシアは陸戦できない。するつもりもない。https://t.co/0w18UBDLQE
このためロシアの陸軍は弱体で、ロシアは初期の「電撃戦」で勝利できなかった。プーチンがウクライナ侵略を「特殊な軍事作戦」と呼んだことには重要な意味がある。それは古典的な意味での戦争ではないのだ。
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— 仮蔵 (@karizo2022) April 1, 2022
ロシアが正しい電撃戦を準備しなかった第三の理由。電撃戦は「戦争」のための戦略である。電撃戦とは、立ち向かってくる敵を打ち破り、制圧する方法だ。そもそもロシアは「戦争」を計画していなかった。だから電撃戦の計画もなかった。https://t.co/5TtCesCwDP
プーチンには戦争の経験がない。彼は警察官僚として成り上がり、政敵を暴力で排除して権力の座についたので、チェチェンのような少数民族を抹殺した経験しかないのだ。
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まず、KGBの将校として。その後、サンクトペテルブルク市の外務審議官(=ソ連の倉庫のものを西側へ横流しする)。1990年代には、犯罪組織と密接に仕事をし、それを成功させた。犯罪組織統括者ハッサン爺さんと一緒の写真がこれだ。https://t.co/8OQVMq4Sbv
なぜウクライナ侵略は戦争ではなく「特殊作戦」なのか
プーチンの失敗には、もっと本質的な原因がある。第2次大戦以降、領土を拡大するための「戦争」は国際法で許されない。テロリストを排除する「特殊作戦」しかできないのだ。22/80
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単なる現代的言葉遊びだ。第二次世界大戦後 、伝統的な支配権の解釈は死んだ。もはや支配者の法的権利をもって攻撃的戦争を仕掛けることはできない。だから近代国家は自らが戦争をしていることを決して認めない。あくまで「和平工作」「テロ対策」等を行っているのだ。https://t.co/OkE37R7VDE
2014年にウクライナでやった戦争も、チェチェンと同じだった。ウクライナ軍は弱体で、1ヶ月足らずでクリミアはロシアのものになったが、ウクライナはこの敗北を教訓として軍を立て直し、新しい国防軍を創設した。
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戦略的にはプーチンは大失敗した。彼はウクライナを破り、痛みと屈辱を与えた。IQが20ほどあれば、戦争は終わっておらず、ロシアが再び攻撃してくることは自明だ。しかし当時、プーチンはウクライナにとどめを刺さなかった。いつでもチャンスがあると考えたのだ。https://t.co/JseBsem1Bu
プーチンはこうしたウクライナ軍の戦力を甘く見て、中途半端な「軍事作戦」を始めてしまった。「皇帝の軍隊」としてテロリストを殺したことしかないロシア軍は、今回のウクライナ軍のような組織的な抵抗には慣れていない。
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第三の理由はよりやっかいだ。チェチェンやシリアでは公然たる大量虐殺を容易に正当化できた。「ジハードとの戦い」だから。「テロとの戦い」はフェアプレイだ。ウクライナでの正当化はより困難だ。実際にNATOの反応を引き起こすかもしれない。可能性は排除できない。https://t.co/IrGXG7B8cS
戦争で戦わずして降伏した国は消滅する。ナポレオンに降伏したベネチアは、犠牲を最小化できたが共和国は失われ、二度と再建できなかった。
ウクライナはロシアに勝利できないかもしれないが、ロシアが今回の軍事作戦に失敗し、敗北することは確実だ。それは多くの西側の専門家の予想を裏切る結果になるだろう。
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しかし、残酷で血なまぐさい戦いの末に負けたとしても、あなたがたの神話は生きている。最後の戦いの記憶は時代を超えて生き続ける。それは、あなたがたの子孫が生きる神話的空間を形成する。そして、彼らは機会あるごとに独立を回復しようとするだろう。スレッド終了。https://t.co/mEHL1qMaWI

