今年は日本が世界経済の回復から取り残された年だった。MMT派の政治家は「政府支出をもっと増やせ」と主張しているが、コロナ対策に70兆円以上ばらまいた日本で、GDPは1.9%減った。人的被害が最少だった日本の経済被害が最大級なのだ。


コロナの経済的影響(Economist)


これはコロナの行動制限で民間消費が減り、ばらまいた給付金のほとんどが貯蓄されたからだ。こういうときは、MMTのように民間の需要不足を政府支出で埋める「どマクロ」経済政策はうまく行かない。

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