大好評でアゴラセミナー史上最高の受講者を集めた「デジタル資本主義の未来」の続編として、4月2日から「資本主義は脱炭素化できるか」を開講します。

菅首相は昨年10月に「2050年CO2排出ゼロ」を打ち出し、年末には政府が「グリーン成長戦略」を発表しました。今年の初めから日経新聞が「カーボンゼロ」キャンペーンを始めるなど、世の中では「脱炭素」がブームになっています。

地球環境を守ることに反対する人はいないでしょうが、地球上のCO2を減らすには莫大な投資が必要です。カーボンニュートラルにするには、日本だけで毎年100兆円以上の投資が必要になるといわれていますが、日本が2050年にCO2排出をゼロにしても、2100年に地球の平均気温が下がる効果は0.01℃未満です。

他方で日本製鉄は今後の設備投資を海外に集中し、トヨタ自動車の豊田社長は「このままでは自動車産業は国内で生産できなくなる」と危機感を表明しました。カーボンニュートラルを本当にやったら、製造業の「空洞化」が加速するでしょう。

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