マスコミが「ポピュリズム」という言葉を使うとき、そこには「悪」という意味が含まれているが、その実態は不明だ。多くの場合は、彼らのきらいな政治家をポピュリストと決めつけているだけだ。本書はトランプの当選前に出版されたが、そういう先入観なしに欧米のポピュリズムの現状を客観的データで報告している。
ポピュリズムの実態はさまざまで、従来の左翼/右翼の軸では分類できない。思想的な中身はほとんどないが、「グローバリズム」や「エリートの政治支配」を批判する点は共通している。それは1930年代のファシズムと似ているが、ヒトラーやムッソリーニが社会主義を暴力的に圧殺する「反革命」として出てきたのに対して、現代のポピュリズムはそれほど危険ではない。
逆にいうと、ファシズムが特殊で過激な運動だったのに対して、ポピュリズムは普遍的で持続性がある。それはある意味で、デモクラシーの本質なのだ。
続きは12月12日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンでどうぞ。
ポピュリズムの実態はさまざまで、従来の左翼/右翼の軸では分類できない。思想的な中身はほとんどないが、「グローバリズム」や「エリートの政治支配」を批判する点は共通している。それは1930年代のファシズムと似ているが、ヒトラーやムッソリーニが社会主義を暴力的に圧殺する「反革命」として出てきたのに対して、現代のポピュリズムはそれほど危険ではない。
逆にいうと、ファシズムが特殊で過激な運動だったのに対して、ポピュリズムは普遍的で持続性がある。それはある意味で、デモクラシーの本質なのだ。
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