
もし1960年に、山口氏の望んだように日米安保条約が破棄され、憲法違反の自衛隊が解散されていたら、そのころ北方領土の一部を占領していたソ連軍は北海道に上陸し、山口氏の勤務していた北大も占領下に置かれただろう。北海道は計画経済になり、ロシア語が公用語になるだろうが、それに抵抗しようとしても自衛隊はないのだから不可能だ。
かつて森嶋通夫氏がのべたように、徹底した平和主義とは、このように一方的に武装解除し、攻撃されたら無条件降伏する無抵抗主義のことなのだ。それは論理的には一貫しているが、山口氏以外の北海道民はそれに賛成するだろうか?
この続きは7月19日配信の池田信夫ブログマガジンでどうぞ。
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