今月からメルマガをブログマガジンとしてEPUBで配信することにしたが、リーダーがいろいろあるので試してみた。みなさんも、次のサンプルで試してみてください。

池田信夫ブログマガジン(β版)

キャプチャ
私が試してみたEPUBリーダーは、次のようなもの:
  • iBooks:これはもともとEPUBのために設計されているので、完成度はベストだが、今のところiPhone/iPad/Macでしか使えない。リンクをクリックすると「サファリで開く」というメニューが出るので、そこから「iBooksで読む」を選ぶとライブラリに追加される。
  • Google Play Books:これはAndroidでデフォルトになっているが、悪くない。リンクをクリックすると画面左上に「ダウンロードされました」という表示が出るので、それをクリックすると自動的にGoogle Play Booksで開く。デフォルトのフォントがよくないが、「サンセリフ」に変更すると読みやすい。Chromeの拡張機能としても使える。
  • 天下一読:Android用だが、日本語にネイティブで対応しており、Google Play Booksより使いやすいが、広告がうるさい。
  • Adobe Digital Edition:これはWindowsでもMacでも使えるが、まだ日本語にちゃんと対応していない。フォントが読みづらく、変更できない。マニュアルなども英語のまま。
  • Icecream Reader:Windows対応。フォントや背景やレイアウトも変えることができる。日本語にも対応している(おすすめ)。
  • Readium:これはIcecreamとほぼ同じ機能(もちろんハイパーリンクは使える)。Google Chromeの拡張機能なので、他のブラウザでは使えないが、コンパクトで使いやすい。上の図が、Readiumで表示したもの。
  • Cloud ePub Reader:これもChromeの拡張機能。ファイルをGoogle Driveに置いたまま開けるのでディスクが節約できるが、広告が出る。
  • Calibre:メタデータやフォントなど設定をかなり変更できるが、重い。画面がごちゃごちゃしていて、使いにくい。

  • マイクロソフト EPUB Reader:Windows8.1以上が必要なので、試していない。
  • Kindle:EPUBをKindle形式に変換して読むことができるが、かなり手間がかかる。
  • SONY Reader:EPUBも読めるが、SONYリーダーがないとインストールできない。
  • 楽天kobo:これも楽天のリーダーがないとインストールできない。
というわけで、スマホやタブレットで読むときは、最初から入っているiBooksとGoogle Play Booksで十分だと思う。Windowsでは今のところReadiumがシンプルで軽いが、これはChromeがないと使えない。単体のソフトウェアとしてはIcecreamが使いやすいが、ハイパーリンクできないという欠陥がある(そのうちアップデートされるだろう)。