きょうのニューズウィークの記事のおまけ。「長期的にはどこの国でも、株価上昇率は名目成長率との相関が高い」という経験則を実データでチェックしてみた。日経平均は1980年12月1日の終値を100とし、名目GDPは1980年の確報値を100(今年は去年と同じと仮定)として比較した。

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名目GDPと日経平均株価(1980年=100)出所:総務省・日経新聞社
起点をどこに取るかによって結果が変わるが、「80年代後半に日経平均は3倍になったが、名目GDPは30%しか上がらなかった。このギャップが、90年代のバブル崩壊で調整された」という事実が読み取れる。株価も長期的には企業収益の割引現在価値で決まるので、成長率に近づくのだ。

この図でみると、意外に今の株価は適正水準に近い。逆にいうと、去年までの日本株の過小評価を勘案しても、これ以上の株高は正当化できない。いくら市場がアベノミクスに「期待」しても、企業収益が上がらなければ期待は維持できないのだ。