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きのうのニコ生でおもしろかったのは、「今、原発を再稼動することに賛成ですか?」という質問に、賛成が74.1%もいたこと。もちろんこのサンプルには片寄りがあり、母集団も658人しかいないので統計的に有意ではないが、「圧倒的多数が再稼動反対だ」と思っている政治家のみなさんには参考になろう。
何度も書いたように、定期検査の終わった原発は今ただちに再稼動できる。原子力規制委員会の行なうのは新規設備の安全審査であって、再稼動の審査ではない。電力会社が許認可申請のために運転を停止する義務はなく、安全審査は運転と並行して行なえばよい。

自民党の議連が今ごろになって、「再稼働は国家的急務だ」とかいう提言を出すらしい。内輪の会合では推進論をぶつのに公の場では何もいわなかった腰抜けの政治家は救いがたいが、これは錯覚だ。去年も今年も選挙でボロ負けしたのは、「脱原発」や「卒原発」で票を稼ごうとした無責任な党だった。

今からでも遅くないから、内閣は再稼動についての法的見解を明らかにし、問題がなければ(規制委とは無関係に)運転を許可すべきだ。これには閣議決定も国会審議も必要なく、安倍首相が記者会見すればいい。