
原作は、ザッカーバーグとともにFacebookを立ち上げて裏切られた人物へのインタビューにもとづいて書かれているので、ザッカーバーグは人間関係がへたで利己的なオタクとして描かれているが、グーグルの創立者のような優等生より映画の主人公としてはおもしろい。
印象に残ったのは、ハーバード大学の鼻持ちならないエリート主義をどぎつく描いているところだ。ザッカーバーグは恋人に「ボストン大学で勉強なんかしたってしょうがないだろ」と言って、"asshole"と呼ばれて振られる。ラリー・サマーズの傲慢な学長も笑えるが、「ハーバードの学生がやるべきなのは他人に雇ってもらうことではなく、仕事を創造することだ」という彼の言葉には考えさせられた。
どこの国でも、この映画が描くように起業家は傲慢で山師であり、起業はリスクと裏切りともめごとだらけだ。アメリカ人はそれが資本主義のエンジンであることを知っているが、日本人はライブドアなどの起業家をつぶしてしまった。この映画は、日本が何を失ったのかを考える材料になるかもしれない。
どこの国でも、この映画が描くように起業家は傲慢で山師であり、起業はリスクと裏切りともめごとだらけだ。アメリカ人はそれが資本主義のエンジンであることを知っているが、日本人はライブドアなどの起業家をつぶしてしまった。この映画は、日本が何を失ったのかを考える材料になるかもしれない。
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