週刊東洋経済の恒例のリストの8位に、めでたく池・池本が入った。
  1. いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ
  2. アニマルスピリット
  3. 戦後世界経済史
  4. だまされないための年金・医療・介護入門
  5. ブラック・スワン
  6. 世界恐慌と経済政策
  7. 金融危機の経済学
  8. なぜ世界は不況に陥ったのか
  9. 金融革新と市場危機
  10. 誰から取り、誰に与えるか
1は連載記事をまとめたもので、ケインズとシュンペーターの議論がばらばらに紹介されていて焦点が定まらない。あとはほとんど当ブログで紹介した本だが、6は世界恐慌のときの日本の政策対応を数量経済史の手法で分析したもの。高橋財政がリフレ政策だったという説を批判して、金融システムの再建が重要だったとし、赤字財政によって財政規律がゆるんだことが戦時経済に突入するきっかけになったと指摘している。