国民新党代表の亀井静香氏が、金融・郵政担当相に内定した。取り沙汰されていた防衛相をはずされたのは、訪米したとき暴言を吐いたのが原因といわれるが、こっちのポストも大問題になるだろう。亀井氏は閣僚になる前から、さっそく中小企業に「徳政令」の発令を宣言し、日本郵政の西川社長の解任を要求するなど暴れている。
亀井氏は、闇金融の世界では有名人である。20年前、仕手戦で有名だった「コスモポリタン」の池田保次社長が「失踪」した事件で、亀井氏は重要参考人だった。池田は山口組の企業舎弟で、株の暴落で組からの借金が返せなくなって殺されたとみられている。当時の読売新聞(1989/10/6)は、こう書いている:
亀井氏は警察ルートで政治家の弱みを握る大物だから、鳩山氏が彼をコントロールするのはむずかしい。こんな人物が金融行政を握ったら、鳩山内閣のフレッシュなイメージを台なしにし、日本経済を破壊する爆弾になるだろう。
追記:コメントでも指摘されているが、国民新党の「経済政策」は恐るべきものだ。無利子国債の発行による200兆円の超バラマキ景気対策や、時価会計の無期限停止や自己資本規制・先物取引の廃止などの「緊急金融安定化策」を提言している。
亀井氏は、闇金融の世界では有名人である。20年前、仕手戦で有名だった「コスモポリタン」の池田保次社長が「失踪」した事件で、亀井氏は重要参考人だった。池田は山口組の企業舎弟で、株の暴落で組からの借金が返せなくなって殺されたとみられている。当時の読売新聞(1989/10/6)は、こう書いている:
破産した仕手集団「コスモポリタン」(本社・大阪)グループと亀井静香・自民党代議士の株取引をめぐる疑惑で、同グループが昭和62年8月、東証一部上場の環境設備メーカー「タクマ」(本社・大阪)の約60万株についても、当時の株価より約4億円も高い総額13億4千万円で亀井氏から買い取っていたことが6日、読売新聞の調べで新たにわかった。すでに判明している別の仕手株2銘柄の5億円買い戻しと同様、時価の4~5割高。亀井氏は関与を否定している。コスモの破産管財人は「常識では考えられない、不自然な取引」として亀井側に説明を求める。これ以外にも暴力団のからんだ多くの仕手戦で、亀井氏の名前が取り沙汰された。「光進」の小谷光浩の国際航業乗っ取りをめぐる恐喝事件では、株を買い占められた国際航業側と、国際航業のスキャンダル記事を書き続けていた旬刊紙の「手打ち」を亀井氏が仲介し、2000万円を受け取ったと朝日新聞(1990/5/27)は報じている(亀井氏側は仲介の事実は認めた)。
亀井氏は警察ルートで政治家の弱みを握る大物だから、鳩山氏が彼をコントロールするのはむずかしい。こんな人物が金融行政を握ったら、鳩山内閣のフレッシュなイメージを台なしにし、日本経済を破壊する爆弾になるだろう。
追記:コメントでも指摘されているが、国民新党の「経済政策」は恐るべきものだ。無利子国債の発行による200兆円の超バラマキ景気対策や、時価会計の無期限停止や自己資本規制・先物取引の廃止などの「緊急金融安定化策」を提言している。
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