
こうした無駄をなるべく減らそうというのが経済学の思想だが、これって自然界にはほとんどない発想だ。たとえば生物が進化で生き延びるためにとる戦略は、なるべく多くの卵を産んで、そこからもっともすぐれた(複製能力の高い)個体が生き残るようにすることだ。図のように、クロマグロは100万個もの卵を産む。

ウェブの世界も、新古典派経済学よりクロマグロに近づいている。YouTubeには1億本以上のビデオが投稿されているが、その95%以上は数回しか再生されない。それでもSusan Boyleのように、2億回再生されるビデオが1本でもあれば、YouTubeは全世界からアクセスを集めることができる。これが従来とはまったく逆の「浪費する経済学」を生むかもしれないし、生まないかもしれない。まずいろいろやってみよう。考えるのはタダだから。
>こうした無駄をなるべく減らそうというのが経済学の思想
これをキリスト教や明治以降の西洋文化崇拝の思想と置き換えると
日本国の少子化の源泉にぶち当たるかもしれません。
それ以前の日本には一夫多妻や多夫多妻がありましたので、”クロマグロは100万個もの卵を産む”状態で食い扶持を減らすことが優先されましたが、今は一夫一妻で子供ができないため少子化に向かっています。
いっそのこと無駄を減らす経済学と同じようなキリスト教や明治以降の西洋文化崇拝の思想をやめて、日本人が本来もっていた一夫多妻や多夫多妻の思想に戻せば、少子化は防げるかもしれません。