小倉秀夫弁護士は、今日のブログ記事で次のように書いている:
池田信夫さんが今度また解雇されたときには研究者として大学や研究機関へ就職をするのではなくおいしいラーメン屋となる道を選ぶとか[・・・]
彼が「また解雇されたときには」と書いているのは、私が「一度は解雇された」ことを前提にしているが、私は一度も解雇されたことはない。以前の記事にも書いたように、国際大学グローコムの公文俊平が私を含む3人に対して「雇用契約が存在しない」という荒唐無稽な通告(国際大学の文書ではなく公文の私的な手紙)をしてきたことはあるが、それは裁判所における和解で無効とされ、国際大学は通告が存在しないことを確認した。2004年12月21日付の和解事項は次のとおりである:
  1. 本件及び別件訴訟にかかる債権者[池田]と債務者[国際大学]の間の紛争が、平成16年12月21日、円満に解決したこと
  2. 債権者が平成16年4月1日から平成17年3月31日までの1年間グローコムの教授であることが確認されたこと
したがって法的には、私が「解雇された」という事実は存在しない。この事件の本質は、公文の贈賄・背任容疑を私および当時の副所長が指摘したことを公文が逆恨みして起こしたものであり、東京地検特捜部も捜査した刑事事件である。和解の当時は、捜査がまだ進行中だったため事実関係を公表しなかったが、結果的には立件されなかったので、求められれば証拠書類を見せる用意もある。

小倉弁護士はこれまでにもたびたび私に対して中傷を繰り返しているが、私が大学を解雇されたという虚偽によって「問題人物」であるかのようにほのめかすのは、通常の言論活動を逸脱して私の名誉を毀損する行為である。このブログ記事を撤回して、謝罪するよう求める。撤回も謝罪も行なわれない場合には、法的措置をとることも検討する。