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1. 環境適応の条件はロングテール
- [Mutteraway]
- 2009年03月16日 13:06
- 田舎で猫を飼った事がある人なら解ると思いますが、同じ親から生まれる子猫達は、体の大きさや身体特徴にかなりばらつきがありますし、奇形もしばしば見かけます。一匹の母猫が産む...
コメント一覧 (11)
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- 2009年03月15日 16:34
- Darwin On Trial
8年くらい前、知ってる同時通訳者が
Darwin On Trialなる本を読んで興奮してるのを思い出した
当時、海外では論争を巻き起こし、ネットで激しいやり取りがあった(らしい)。
一言で言うと、
「猿が人間に<進化した>という証拠は無く、人間は最初っからいきなり人間だったのだ」
という進化論否定
この論争はすでに<一宗派のでっちあげ>というレッテルを貼られて
とっくに終結したのだとずっと思っていましたが、
ちょっと前に日本で<進化論がいかに嘘くさいか>について
かなり高名な生物学者が議論しているのを読みました。
曰く「フロイドとマルクスとダーウィンの三人は20世紀最悪の大うそつき」
という主張であり、
「その中でもダーウィンの主張は事実を捻じ曲げて伝えた分、たちが悪い」とか
まともな生物学者なら「猿が人間になった」という説は根拠希薄、という
話だった記憶があります。
http://en.wikipedia.org/wiki/Darwin_on_Trial
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- 2009年03月15日 17:49
- 犯人を間違えている裁判??
>「猿が人間になった」という説
は進化論的にも誤りではないでしょうか?
進化論的には
「猿と人間は共通の先祖から分岐して各々になった」という表現になるのでは?
確かにまともな生物学者なら>「猿が人間になった」という説<を、相手にしない。ダーウィンの説は>「猿が人間になった」という説<だとする、そう前提とする言説は、ダーウィンの主張を捻じ曲げて伝えているから、相手にしないでしょう。
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- 2009年03月15日 18:40
- 池田先生
> 資本主義の本質
が何をさすのか、私には分かりませんが、ダーウィンが自然淘汰説を正しく理解していて、かつ正確な表現を行っていたならば(すなわち誤解を招きやすい比喩を用いていなかったならば)、これはダーウィンの言葉ではありえません。
ここで言う"SPECIES"は「種」を指すのでしょうが、"CHANGE"した段階で、すでに「種」としての同一性が失われています。すなわち、その「種」は"SURVIVE"できていないことになりませんか。
また、生物学と経済学のアナロジーはよく見かけるものの、無理があるのではないでしょうか。生物は世代交代の際に、突然変異を通じて「進化」しますが、会社は子供を産めませんし、生きている間に変化し続けます。
おそらく、経済学者ないし産業界のどなたかの科白が、ダーウィンの言葉として都市伝説的に広まったのではないかと(IBMの社長の言葉、との説もあります)。
その意味でブログタイトルに「?」をつけられているのは流石ですね。
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- 2009年03月15日 18:49
- これをお読みください
http://www.stephenjaygould.org/ctrl/gould_darwin-on-trial.html
最後のリンカーンの有名な引用は、Wisconsin State Agricultural Societyのために1859年9月30日にミルウォーキーで行った演説のようです。雄弁かつ意味深い言葉ですので、前後も含めて引用いたしましょう。(こういうことを言える政治家は日本にはいないのか、などと考えると暗くなりますね)。
It is said an Eastern monarch once charged his wise men to invent him a sentence, to be ever in view, and which should be true and appropriate in all times and situations. They presented him the words: “And this, too, shall pass away.” How much it expresses! How chastening in the hour of pride!—how consoling in the depths of affliction! “And this, too, shall pass away.” And yet let us hope it is not quite true. Let us hope, rather, that by the best cultivation of the physical world, beneath and around us; and the intellectual and moral world within us, we shall secure an individual, social, and political prosperity and happiness, whose course shall be onward and upward, and which, while the earth endures, shall not pass away.
(http://jacob1207.wordpress.com/)
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- 2009年03月15日 19:24
- すっきりしました!
経済学で最初に習うのが「完全競争市場」にもかかわらず、なぜ世の中に独占や複占が多いのかと不思議に思っていましたが、リンク先のアゴラの記事を読んで、納得しました。
政府の規制が市場の歪みを作るのは明白ですが、資本主義も市場の歪みを作っている。
今更、資本主義のルールを変えて、経済活動を行っていくのは難しそうですが、政府の規制であれば、その気になれば変えられます。
例えば、著作権や特許権も市場機能を歪めて複占の形成に役に立っているわけですが、なくしすと市場機能が正常化して完全競争市場が形成される。そうすると、競争するからイノベーションが次々と起こるのか。あるいは、イノベーターが将来の大きな利潤を期待できなくなって、じつはイノベーションが起こりにくくなるのか。
前者が正しいと思いたいですが、「変化」が面倒であると感じる人々の感情は、何らかのインセンティブを与えないと、なかなか動かない。しかし、そのインセンティブさえ「進化」し続けないと未来がない。
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- 2009年03月15日 19:47
- 念のため
この言葉は、ダーウィンの著作には出てきません。はっきりした出所は1999年のIBMのガースナーの演説で、当時も「本当にダーウィンの言葉か」と議論になったようですが、結局だれの言葉かわからなかったらしい。
<"SPECIES"は「種」を指すのでしょうが、"CHANGE"した段階で、すでに「種」としての同一性が失われています>
というのは原文を誤解しています。このCHANGEは環境の変化であって種の変化ではない。「適者生存」の適者が絶対的な基準で強い個体ではなく、特定の環境に適応して生き残った個体だというのは、進化論の正しい解釈です。有性生殖は、さまざまな環境変化に耐えられるように無駄な遺伝子をプールするしくみだというのが「赤の女王」仮説です。
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- 2009年03月16日 15:29
- Darwin On Trial2
>また、生物学と経済学のアナロジーはよく見かけるものの、
>無理があるのではないでしょうか。
一介の生物学者を経済現象の説明に使うのはどうも。
「進化論」も、ダーウィン以後の研究者によって
どこから読めばいいのか分からないぐらい立場・主張が分かれてるし。
エヴァンゲリストの主張するように
「数千年前、大気圏の外側から隕石が落ちてきて、その中にヒトの種が入っていて
ヒトは地上に誕生したときからすでに今のようなヒトだった」説も
一部の生物学者は「否定するだけの根拠がない」と言うし。
ヒトも宇宙も「進化している」どころか「退化している」らしくって
クロマニヨン人は今のヒトより脳の質量が5分の1ほど大きくて
高い文化レベルを持っていた(らしい)。
>資本主義の本質
って弱肉強食じゃないような気がするな(特に日本)
最終的にたどりつくのは「若さ至上主義社会」であり、
幼い欲望を充足させるという目的に社会全体が盲目的に追従する、という
ナンセンス・人間疎外の極みを実現する社会
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- 2009年03月16日 19:18
- -ismと-icsはやはり相容れないですね。
あとspeciesとは別にtaxonという言葉も最近はありますよ。
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- 2009年03月17日 17:56
- 果たしてダーウィン・スペンサー流の適者生存のみが資本主義の本質なのでしょうか.木村資生の中立進化説もあることですし.時流に乗ってない突飛なイノベーションもまた時代を作っていると思うのですが.
それが「適者」だといわれればおしまいですが.
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- 2009年03月18日 18:53
- 「この先生きのこるのに必要なのは最強であることではない
適応した者だけだ」、かな
なるほどなるほど
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駅ビルオーナーと競合スーパーの出店規制取引などをやってるとこもあります。撃ち合いになったら利益が10億20億なくなってしまう。いくらか流せば無益な争いは避けられる。
さまざまな個体がいます。
なにもでかくなくても、豊かな森なら様々な生物が生きられる。新陳代謝がある。統制とか補助金、裏技独占は化学肥料とか農薬で、豊かな森を滅茶苦茶にしてしまう。