先日このブログで第一報を出したEssjay騒ぎは、予想以上の広がりを見せている。NYタイムズなど主要メディアがこの問題を大きく取り上げ、Jimmy WalesはEssjayをWikipediaの編集責任者から外し、関連会社Wikiaを解雇した。さらに匿名を認める方針は維持するものの、専門的な経歴を自称するメンバーには、それを証明するよう求めることにするという(AP)。
Economistも指摘するように、Wikipediaの質は項目によって差が激しい。科学に関する項目の質は高いが、政治や宗教のからむ論争的なテーマは、編集合戦でぐちゃぐちゃになっているものが多い。特に"Comfort women"のような戦争に関する項目には、日本人を犯罪者扱いするアジア(と思われる)からの書き込みが多いが、日本人はほとんど書き込まないので、放置されたままだ。
こうした欠陥を是正しようと、Wikipediaの創設者のひとりであるLarry Sangerが昨年、Citizendiumというサイトを立ち上げたが、中身はほとんどない。保守派のつくったConservapediaというサイトもあるが、"Theory of evolution"の項目などを見ると、とても客観的に信用できる事典とはいえない。Wikipediaが150万項目、トラフィックで第8位という堂々たる大手サイトになった今では、これを改良するしかないだろう。
それにしてもわからないのは、なぜいまだに匿名IPによる編集を認めているのかということだ。Wikipediaが弱小だったころならともかく、今ではここまで制限をゆるめなくても編集する人はいくらでもいるだろう。まぁログイン名を要求しても多重に登録できるから、大した意味がないともいえるが、同じ論理でログイン名を要求しても匿名性が下がるわけではない。ノートを見ても、vandalismを引き起こしているのはたいてい匿名IPだ。
かつて匿名性はインターネットの自由の源泉だったが、今では言論を圧殺する脅威になりつつある。特に日本では、ブログで発言すると2ちゃんねるなどで攻撃されるのが恐い、という人が多い。最近では「はてなブックマーク」が、本来の機能を離れて悪口の場になっている。韓国のように政府が身分証明を義務づけるのは行き過ぎだが、サービス提供者が悪質なユーザーには警告するなど、自主規制すべきではないか。シンポジウムでは、こうした問題もWalesと議論したい。
Economistも指摘するように、Wikipediaの質は項目によって差が激しい。科学に関する項目の質は高いが、政治や宗教のからむ論争的なテーマは、編集合戦でぐちゃぐちゃになっているものが多い。特に"Comfort women"のような戦争に関する項目には、日本人を犯罪者扱いするアジア(と思われる)からの書き込みが多いが、日本人はほとんど書き込まないので、放置されたままだ。
こうした欠陥を是正しようと、Wikipediaの創設者のひとりであるLarry Sangerが昨年、Citizendiumというサイトを立ち上げたが、中身はほとんどない。保守派のつくったConservapediaというサイトもあるが、"Theory of evolution"の項目などを見ると、とても客観的に信用できる事典とはいえない。Wikipediaが150万項目、トラフィックで第8位という堂々たる大手サイトになった今では、これを改良するしかないだろう。
それにしてもわからないのは、なぜいまだに匿名IPによる編集を認めているのかということだ。Wikipediaが弱小だったころならともかく、今ではここまで制限をゆるめなくても編集する人はいくらでもいるだろう。まぁログイン名を要求しても多重に登録できるから、大した意味がないともいえるが、同じ論理でログイン名を要求しても匿名性が下がるわけではない。ノートを見ても、vandalismを引き起こしているのはたいてい匿名IPだ。
かつて匿名性はインターネットの自由の源泉だったが、今では言論を圧殺する脅威になりつつある。特に日本では、ブログで発言すると2ちゃんねるなどで攻撃されるのが恐い、という人が多い。最近では「はてなブックマーク」が、本来の機能を離れて悪口の場になっている。韓国のように政府が身分証明を義務づけるのは行き過ぎだが、サービス提供者が悪質なユーザーには警告するなど、自主規制すべきではないか。シンポジウムでは、こうした問題もWalesと議論したい。



これは、やってます。警告だけではなく、匿名でも書き込み拒否アカウントをとってもアカウントそのものを抹消となります。
問題は、vandalismをvandalismとみなす基準として、内容は見ずに「形式」だけを見ているということですね。これは徹底してます。
前述の、警告なり、抹消なりをする特権ユーザーは、内容に関するチェックをまずしません。絶対にといっていいほどしません。wikipedia的な“文法”(内容でなく形式)を利用者に強制するのは極めて熱心ですが。