私は1980年代にゲームソフトの番組をつくったことがある。「スーパーマリオ」の宮本茂さんと「ゼビウス」の遠藤雅伸さんが登場し、「ポートピア殺人事件」の堀井雄二さん(のちの「ドラゴンクエスト」の作者)のインタビューを没にした、いま思えば贅沢な番組だった。

ゲームの開発者は、みんな変わり者だった。私の印象では、日本社会の本流からはずれた人だった。有名大学出身の人はまずいない。大学を中退したり電機メーカーをやめたりして、どこか傷ついた人が多かった。

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遠藤さんは自分で「落ちこぼれ」だといっていた。堀井さんは「ボクは大きくなったら何になるんでしょうね・・・」とつぶやいていた。彼らの話はとりとめなくて編集がむずかしかったが、三度の飯よりゲームが好きだということだけは強烈に感じられた。いま思えば、それがゲーム産業の成功の秘訣だったのだ。

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