森健『グーグル・アマゾン化する社会』(光文社新書)には、次のような記述がある:
これ以外にも、ライブドアの堀江貴文代表や、シカゴ大のローレンス・レッシグが登場したり、ベル研がルーセントから独立したりする珍無類の本だ。内容は、ほぼすべてウェブなどの2次情報の切り貼りで、最後は靖国問題やら同時多発テロがどうとかいう床屋政談で終わる。Web2.0でプロとアマとの差が縮まっているというのは、本当らしい――プロのレベルがアマの域に近づいている点では。
ウェブブラウザというソフトが生まれたのが、1994年。NCSAの研究員だったマーク・アンドリーセンによって開発されたそのソフトは、モザイクと名付けられ、まもなくネットスケープ・ナビゲータと改名された。(p.52)ブラウザが生まれたのは、1994年ではない。最初のブラウザは、1990年にTim Berners-Leeの開発したWorldWideWeb(のちにNexus)であり、NCSA Mosaicが公開されたのは1993年である。アンドリーセンは研究員ではなく、学生アルバイトだったし、モザイクとネットスケープはまったく別のソフトウェアである。
これ以外にも、ライブドアの堀江貴文代表や、シカゴ大のローレンス・レッシグが登場したり、ベル研がルーセントから独立したりする珍無類の本だ。内容は、ほぼすべてウェブなどの2次情報の切り貼りで、最後は靖国問題やら同時多発テロがどうとかいう床屋政談で終わる。Web2.0でプロとアマとの差が縮まっているというのは、本当らしい――プロのレベルがアマの域に近づいている点では。
ハハハ。フラット化する世界……。