堀江被告が出したと民主党の主張するEメールのPDFファイルが、民主党のサイトに掲載されたが、よく見ると不自然な点が多い。ブログや2ちゃんねるなどで指摘されているのは、次のような点だ:
永田氏は、2002年の衆議院総務委員会で、NHKから私にきた脅迫状を暴露して海老沢会長(当時)を右往左往させたが、このときは情報源の私が「名前を出してもよい」といっていたので、NHK側は逃げようがなかった。今回は、仲介した「フリーの記者」なる人物が信用できるかどうかが鍵なので、匿名のままではこれ以上、追及できないだろう。
裁判でも、紙に打ち出したメールというのは証拠能力がない。もしもこれが本物なら、もう一度、情報源に頼んで、ヘッダを全部表示して印刷する必要がある。経由したサーバなどが特定できれば、証拠能力が出てくる可能性もある。
追記:自民党の平沢勝栄議員が、同じメールの別バージョンを公開した。それによると、X-Mailerは"QUALCOMM Windows Eudora Version"となっており、バージョン名が塗りつぶされている。5行目の最初は「問題があるようだったら」と書かれ、最後の署名は「@堀江」となっている(20日)。
追記2:民主党が、このメールは偽物だと事実上認めたようだ(21日)。
- ヘッダにX-SenderとX-Mailerがあるのはおかしい。Eudoraの古いバージョンにはこういう表示があったが、ライブドア社内で使われているEudora6.2ではX-Senderなどは出ない。
- 表示されている時刻には、堀江氏は広島で遊説中で、メールを出す時間はなかった。Dateは受信側のサーバで受信した時刻を表わすので、そのクロックが何時間も狂うことはありえない。
- Fromフィールドが塗りつぶされているのもおかしい。堀江氏以外の人物の名前が書かれているのではないか。だとすれば、こんな「シークレット」扱いのメールを他人に頼むだろうか。
- 「シークレット」の「ー」が「―」(ダッシュ)になっている。これも1日5000通もメールを処理する人の表記とは考えにくい。
- 堀江氏のメールは、最初に「堀江です」と名乗って、署名は自動で入れるのが通例で、最後に「堀江」と書くことはない(彼の昔のメール)。
- 数字や英字が全角になっているのも奇妙だ。堀江氏の普段のメールは、すべて半角。
- 最後の「堀江」の左側が塗りつぶしてあるのもおかしい。「掘」と書いてあったのではないか。だとすると、自分の名前を誤記することはありえないから、これは偽物。
永田氏は、2002年の衆議院総務委員会で、NHKから私にきた脅迫状を暴露して海老沢会長(当時)を右往左往させたが、このときは情報源の私が「名前を出してもよい」といっていたので、NHK側は逃げようがなかった。今回は、仲介した「フリーの記者」なる人物が信用できるかどうかが鍵なので、匿名のままではこれ以上、追及できないだろう。
裁判でも、紙に打ち出したメールというのは証拠能力がない。もしもこれが本物なら、もう一度、情報源に頼んで、ヘッダを全部表示して印刷する必要がある。経由したサーバなどが特定できれば、証拠能力が出てくる可能性もある。
追記:自民党の平沢勝栄議員が、同じメールの別バージョンを公開した。それによると、X-Mailerは"QUALCOMM Windows Eudora Version"となっており、バージョン名が塗りつぶされている。5行目の最初は「問題があるようだったら」と書かれ、最後の署名は「@堀江」となっている(20日)。
追記2:民主党が、このメールは偽物だと事実上認めたようだ(21日)。
これはウソです。
訴訟法の専門家にご確認あれ