大江健三郎氏の「古希」インタビューが朝日新聞に出ている。それによると、彼は最近になって初めて「書くことがなくなってから本当の作家になる」と気づいたそうだ。それでは、今まで書いていた「憲法第9条」や「核戦争の恐怖」などをテーマにした駄作群はどうなるのだろうか。
とはいいながら、加藤周一氏などと一緒に「9条の会」を発足させたというから、結局なにも「成熟」していないわけだ。
とはいいながら、加藤周一氏などと一緒に「9条の会」を発足させたというから、結局なにも「成熟」していないわけだ。
大江健三郎に対する痛烈な批判、実に的を射ていると思います。大江の「核兵器廃絶主義」はまさに愚論の最たるもの。
安部公房は僕も好きですが、アイディアに溺れすぎて時代意識・問題提起がないと思います。三島由紀夫には想像力が欠如している。だた大江、安部、三島とも芥川賞受賞作は、現代のそれとは比べものにならないほど良い作品を書いていましたね。――以上はよけいな言及でした。