松任谷由実が「デビュー35周年」だそうだ。私は、そのデビュー・コンサートを見に行ったことがある。京都の小さなホールで開かれたコンサートは、ピアノ1台の弾き語りで、客は数十人。歌はひどく下手だったが、曲はそれまでの「四畳半フォーク」とはまったく違い、日本にも新しいポピュラー・ミュージックが生まれたのだと感じた。
「荒井由実」の時代はフォローしていたが、結婚してからは音楽的につまらなくなって、ほとんど聞かなくなった。その後、80年代に「呉田軽穂」としてヒット曲を連発したころ、NHKの「ニュースワイド」でインタビューしたことがある(仕事にかこつけて誰にでも会えるのがテレビの仕事の最大のメリットだ)。業界では、彼女は「高飛車だ」とか「メディア操作にうるさい」など評判はよくないが、これは事務所の態度が悪いだけで、本人は気さくな楽しいおねえさんだった。
当時はテレビに出ないことで知られていたが、きのうは先週から始まった「シャングリラⅢ」ツアーをテレビで紹介し、舞台裏まで撮らせていた。40億円かけてシンクロナイズド・スイミングまで入れた大仕掛けなステージだが、舞台装置がすごいほど歌唱力の貧弱さが目立ってしまう。35年前のピアノ・コンサートのほうが感動的だった。
「荒井由実」の時代はフォローしていたが、結婚してからは音楽的につまらなくなって、ほとんど聞かなくなった。その後、80年代に「呉田軽穂」としてヒット曲を連発したころ、NHKの「ニュースワイド」でインタビューしたことがある(仕事にかこつけて誰にでも会えるのがテレビの仕事の最大のメリットだ)。業界では、彼女は「高飛車だ」とか「メディア操作にうるさい」など評判はよくないが、これは事務所の態度が悪いだけで、本人は気さくな楽しいおねえさんだった。
当時はテレビに出ないことで知られていたが、きのうは先週から始まった「シャングリラⅢ」ツアーをテレビで紹介し、舞台裏まで撮らせていた。40億円かけてシンクロナイズド・スイミングまで入れた大仕掛けなステージだが、舞台装置がすごいほど歌唱力の貧弱さが目立ってしまう。35年前のピアノ・コンサートのほうが感動的だった。


