アゴラの記事で取り上げた『日本改造計画』をアマゾンで検索したら、なんと古本にもない(リンク先は楽天)。かつて100万部以上も売れたベストセラーだが、著者があれほど変わり果てたら、ただの古文書だと思う人が多いのだろう。
しかし内容は今も新しい。その提案がほとんど実現していないからだ。有名なのは、序文のグランドキャニオンについてのエピソードである。
第1部 いま、政治の改革を
首相官邸の機能を強化
補佐官制度を導入
与党と内閣の一体化
160人の議員が政府に(政務三役)
小選挙区制の実現
政党による政策の選挙
議員は国会で国会の仕事を
全国を300の「市」に
身近なことはすべて地方で
権限も財源も移す
第2部 普通の国になれ
平和創出戦略への転換
自衛隊を再編成する
国連中心主義の実践
核の国連管理
国連待機軍をつくれ
保護主義のワナから救え
「世界貿易機構」をつくる
「アジア・太平洋閣僚会議」の常設
十万人留学生の受け入れ
外国人労働者の技能研修制度の整備
第3部 5つの自由を
東京からの自由
遷都のすすめ
企業からの自由
所得税・住民税を半分に
消費税は10%に
長時間労働からの自由
1800時間を実現するために
年齢と性別からの自由
高齢者の職場参加を進める
規制からの自由
管理型行政からルール型行政へ
続きは10月7日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンで(初月無料)
しかし内容は今も新しい。その提案がほとんど実現していないからだ。有名なのは、序文のグランドキャニオンについてのエピソードである。
国立公園の観光地で、多くの人々が訪れるにもかかわらず、転落を防ぐ柵が見当たらないのである。もし日本の観光地がこのような状態で、事故が起きたとしたら、どうなるだろうか。おそらく、その観光地の管理責任者は、新聞やテレビで轟々たる非難を浴びるだろう。本書は彼が自民党の幹事長だったころから2年にわたって行われた研究会の成果だが、発行されたのは1993年5月だったので、細川政権のマニフェストと受け取られた。彼が書いたのは序文だけで、あとは政治学者や経済学者の分担執筆だった。その目次は次のようなものだ。
大の大人が、レジャーという最も私的で自由な行動についてさえ、当局に安全を守ってもらい、それを当然視している。これに対して、アメリカでは、自分の安全は自分の責任で守っているわけである。
第1部 いま、政治の改革を
首相官邸の機能を強化
補佐官制度を導入
与党と内閣の一体化
160人の議員が政府に(政務三役)
小選挙区制の実現
政党による政策の選挙
議員は国会で国会の仕事を
全国を300の「市」に
身近なことはすべて地方で
権限も財源も移す
第2部 普通の国になれ
平和創出戦略への転換
自衛隊を再編成する
国連中心主義の実践
核の国連管理
国連待機軍をつくれ
保護主義のワナから救え
「世界貿易機構」をつくる
「アジア・太平洋閣僚会議」の常設
十万人留学生の受け入れ
外国人労働者の技能研修制度の整備
第3部 5つの自由を
東京からの自由
遷都のすすめ
企業からの自由
所得税・住民税を半分に
消費税は10%に
長時間労働からの自由
1800時間を実現するために
年齢と性別からの自由
高齢者の職場参加を進める
規制からの自由
管理型行政からルール型行政へ
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