日本はグローバリゼーションとは縁のない国だというイメージがあるが、戦前の日本はアジア最大のグローバル国家だった。在日外国人の数も、1945年には210万人になった。それは日本が朝鮮半島と台湾に植民地をもっていたからだ。彼らは炭鉱などで働き、日本の重化学工業化の原動力となった。
それ以上に、日本から多くの移民が海外に渡り、累計600万人の日本人がアジア各地に移住した。このように大規模な移動の最大の原因は戦争だったが、敗戦によって日本は植民地を失い、日本は先進国では移民比率が最小の国になった。
その代わり農村から都市への急速な人口移動が起こり、これが高度成長を支えた。これはいわば農村からの移民だったが、ヨーロッパ植民地から旧宗主国への移民のような文化摩擦を起こさないで実現した。
そして今、時代は一巡りして、また日本はアジアからの低賃金労働者を必要としているが、その調達は容易ではない。その代わりに起こっているのが、日本企業の海外進出によるアジアの植民地化なのだ。
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それ以上に、日本から多くの移民が海外に渡り、累計600万人の日本人がアジア各地に移住した。このように大規模な移動の最大の原因は戦争だったが、敗戦によって日本は植民地を失い、日本は先進国では移民比率が最小の国になった。
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