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なぜ資本主義は社会主義より労働者を豊かにしたのか

希望の党が「憲法と安保」を民進党左派を排除する基準にしているのは、いいところを突いている。左派のよりどころは、もう護憲しかないからだ。しかしこれが政治の争点になったのは古いことではない。1960年代に革新自治体を実現したのは「社共共闘」だった。70年代まで「社公民」は資本家に迎合する改良主義で、(社会党主流派だった)社会主義協会も共産党も、プロレタリア独裁による暴力革命をめざしていた。

ところが社会主義が挫折した80年代に、彼らはそれとは逆の「平和主義」を看板にし始めた。社会党の石橋委員長が「非武装中立」という言葉を最初に使ったのは1980年である。かつて貧しい労働者は、資本主義を打倒して富の分配を変えれば豊かになれると思ったが、彼らを豊かにしたのは資本主義だったのだ。

しかし労働者を搾取する無政府的な資本主義が、なぜ彼らを豊かにしたのかはよくわからない。今週からのアゴラ経済塾「資本主義が足りない」では、資本主義がなぜ成功したのか、そして左翼は何を見誤ったのかを考える。サブテキストとしては、このマンガがわかりやすいかもしれない(まだ申し込めます)。



続きは10月2日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンでどうぞ。

アゴラ経済塾「資本主義が足りない」

資本主義と自由 (日経BPクラシックス)電波オークションが話題を呼んでいます。これは国有地を競売にかけるのと同じ当たり前のことですが、OECD諸国の中で日本だけがいまだに「社会主義」で周波数を割り当てています。日本人が市場原理や資本主義をきらうのは深い理由がありますが、ここを変えないで「アベノミクス」のような景気対策でカネをばらまいても何も変わりません。

ミルトン・フリードマンは半世紀以上前に、変動相場制、教育バウチャー、負の所得税、公的年金の廃止、職業免許の廃止などを提案しました。このうち変動相場制は実施されて世界経済を大きく変えましたが、他の提案はほとんど実施されていません。日本では今ごろ、大学教育を丸ごと「無償化」するという愚かな提案が出ています。

オークションのような価格メカニズムを利用することは、いつもきらわれます。それは経済学の教科書ではうまく行くはずですが、市場原理にはどんな欠陥があるのでしょうか? 所得分配や社会保障はどうするのでしょうか? 特に日本人は資本主義がきらいですが、なぜでしょうか?

10月からのアゴラ経済塾では市場原理を電波や教育などの具体的な問題に応用し、価格メカニズムとは何か、資本主義で経済はどう変わるのか、そして日本で資本主義が機能するにはどうすればいいのかを考えます。ゲストとして村上ファンドで話題になった安延申さんをお招きして話をうかがいます。

続きはアゴラで。

【おしらせ】アゴラ経済塾「失敗の法則」



文部科学省の前川喜平元事務次官の発言が話題になっていますが、彼の「座右の銘は面従腹背」という発言には日本の役所や大企業の欠陥が集約されています。日本の組織は小集団の中で意思決定が完結し、トップの指示には面従腹背で「強いリーダー」をきらいます。それは漸進的な変化には強いのですが、不連続な変化には失敗することが多い。

ビジネススクールやビジネス本では「成功の法則」を教えますが、その元祖として有名な『エクセレント・カンパニー』で取り上げられた43社のうち、10社以上が消滅しました。偶然で勝つ企業は少数あるので、その原因を結果論で説明しても大して役には立ちません。それに対して負ける企業は多いので、彼らに共通の「失敗の法則」を分析することはビジネスにも役立つと思います。

7月からのアゴラ経済塾では、池田信夫が7月に出す新刊『失敗の法則』をテキストにして、企業や政治の失敗のパターンを紹介し、その原因を解明します。

続きはアゴラで。

石田英敬氏は革マル派の活動家だった

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昔の話だが、個人の名誉にかかわることなので事実関係を整理しておく。朝日新聞の「パノプティコン」記事にコメントした石田英敬氏(東大情報学環教授)は、私がそれを揶揄したのに反論(?)して、次のように書いている。
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森友学園の「寄付」は籠池理事長の自作自演



森友学園の話はますます奇怪な展開になってきたので、経緯を簡単に整理しておこう。籠池理事長は「安倍首相が昭恵夫人を通じて森友学園に100万円寄付した」というが、官房長官が「首相も夫人も寄付していない」と否定した。菅野完氏はその「物証」を入手したと称しているが、この話には疑問が多い。

続きはアゴラで。

【おしらせ】アゴラ経済塾「合理的に考える」


豊洲の移転問題をみると「築地と豊洲のどっちが危険か」という単純な問題を合理的に考えることがいかにむずかしいかを痛感します。今までの経済学では合理的に考えることが原則で、感情的な「バイアス」を除くことが大事だと教えますが、これは逆です。理性は遺伝的にそなわった機能ではないので、合理的に考えるには訓練が必要なのです。

続きはアゴラで。

豊洲問題を混乱させる「役所のトリック」

豊洲より築地のほうが汚いことはこどもでもわかるので、科学的には移転中止は誤りだ。法的には宇佐美さんも指摘するように、「豊洲市場の安全は既に証明。移転になんの問題もない」。森山高至のようなデマゴーグは別として、反対派も法的根拠がないことを認めた上で、石原知事時代の「議会答弁」まで退却している。

キャプチャ

続きはアゴラで。

「安楽死」する日本

item-0087明けましておめでとうございます。今年も年賀状は出さないので、ブログでまとめてごあいさつ。
門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし(一休)
このごろ知人の訃報を聞くことが増えました。日本経済も成長もインフレも起こらず、ゆっくり「安楽死」するようにみえます。こういう長期停滞は先進国に共通の現象で、人口減少の始まった日本はそのトップランナーです。
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アゴラ政経塾 2017年1月「ポピュリズムの時代」

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アメリカのトランプ次期大統領とイギリスのボリス・ジョンソン外相

来年1月に「トランプ大統領」が登場することは、時代の大きな分かれ目になるでしょう。イギリスがEU離脱を決めたあと、孤立主義を主張するアメリカ大統領が登場することは――好むと好まざるとにかかわらず――冷戦後の世界をつなぎ止めていたリベラルな国際主義が終わったことを意味します。

続きはアゴラで。

慰安婦問題を現代の価値観で裁くのはナンセンス

前から橋下徹氏が何回もツイートする話だが、本気で誤解しているようなので、ちゃんと説明しておこう。
続きはアゴラで。






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