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オークションで売却する電波は残っているのか



総務省の「電波有効利用成長戦略懇談会」の議論が始まった。規制改革推進会議でも議論が行われているが、重要なのはオークションの是非ではない。電波を売却してキャリアの独占する「財産」にするよりもWi-Fiのような形で共有することが合理的だが、問題はそこではない。

続きはアゴラで。

オークションは電波の有効利用に不可欠ではない

マスコミは報じないが、規制改革推進会議で電波の問題が進捗している。この話は「オークション対既得権」という図式になりがちだが、電波の有効利用とオークションは同義ではない。電波は共用できる公共財なので、オークションで免許を売却して特定の業者が帯域を独占するより、免許なしで無線LAN(Wi-Fi)に割り当てるほうがはるかに効率がいいのだ。

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これは私が昔使った図だが、高価な基地局を使う携帯電話より、カード1枚数千円の無線LANのほうがはるかに高速な通信を実現できる。携帯電話は通信が始まってから終わるまで1つのチャンネルを占有するので、図1のように道路(帯域)の1つの車線(チャンネル)をドライバーに「貸し切り」にするようなものだ。1つ1つの車線は狭くなるので、自転車ぐらいしか走れない。

これに対して無線LANは図2のように車線は一般に開放し、車(データ)は空いている車線を走る。この方式だと、同じ道路の幅でも、空いていればどんな大きな車がどんなスピードで走ってもかまわない。Wi-Fiは広い帯域を多くの無線機で共有することによって、携帯電話よりはるかに効率の高い通信を可能にしたのだ。

続きは11月13日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンでどうぞ。

UHF帯ホワイトスペースについてのFAQ

JBpressで提案した私の区画整理案が論議を呼んでいるようだ。これは図の上のようにバラバラに割り当てられているホワイトスペースを整理して、使われていない(免許人のいない)チャンネルを売却するというシンプルな提案だが、「まさかそんな簡単なことを今までやってないとは信じられない」という人が多いようなので、ありうべき疑問に答えよう。

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電波オークションをしても地デジは続けられる

JBpressの記事は技術的な話をはしょったので、わかりにくいかもしれない。特に最後のページの「放送の中継局は整理して周波数を統一すればよい」という話はむずかしいので、補足しておく。テレビ局には「オークションをすると既存局が立ち退きを迫られる」という誤解があるが、この問題は地デジではSFN(単一周波数ネットワーク)という技術で解決している。次の図は、いま稼働しているRKB毎日のSFNの一例である。

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SFNによる局間伝送(日立情報通信ネットワーク

現在の地デジは、図の上のように放送波で局間伝送する放送波中継なので、中継と放送の電波が干渉しないように複数のチャンネルが必要だが、地デジのOFDMという変調方式では干渉が防げる。そこで放送波中継をやめ、局間は光ファイバーのIP網(UM6000Rは日立の伝送装置)で伝送し、放送の周波数をエリア内で同一にする技術がSFNである。

このシステムはバックアップだが、現在の置局は全国どこでもSFNもできるように設計されているので、通常と同じ放送ができる。つまりテレビ局がSFNで運用すれば、オークションで空いた電波を売っても地デジの放送を今まで通り続けることができるのだ。続きを読む

電波利用料はオークションの代わりにはならない

入門 オークション:市場をデザインする経済学産経が噂の段階で書いていた「電波オークション」は、規制改革推進会議の決定には入らなかった。「官民の電波利用状況に関する情報開示の充実、電波利用料体系の再設計など、より有効に電波を利用する者に対し機動的に再配分するためのルールづくり」という表現で電波利用料に重点が置かれているが、これはナンセンスである。

1990年代にアメリカでオークションが始まったのを受けて日本でも検討が始まったが、「時期尚早」という理由で見送られた。その代わりに1993年に電波利用料が創設されたが、これはオークションとは目的が違う。

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電波オークションで政府もテレビ局ももうかる

政府が電波オークションの検討を始めたが、いまだに産経のような初歩的な誤解があるので、コメントしておく。まず電波利用料(産経は「電波使用量」と誤記)は、オークションと関係ない。これはオークションを導入しない言い訳として電波官僚が決めたもので、その基準が不透明だとか放送局の料金が安いとかいっても意味がない。そもそも電波利用料という制度が間違っているからだ。

続きはアゴラで。

孫正義氏はなぜ日本一の富豪になったのか

今年のForbes誌の長者番付で、ソフトバンクグループ社長の孫正義氏が資産総額を204億ドル(約2兆2640億円)に増やし、3年ぶりに首位になった。彼がここまでリッチになった原因は何だろうか。その原因をアゴラ経済塾で使っているゲーム理論で考えてみよう。



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EdgeでFacebookの入力文字が消える

このごろAdobeのAcrobatやFlashをダウンロードすると、インテルのTrue Keyというソフトウェアが勝手にダウンロードされ、ログインするとき3つめのアカウントをつくるようになった。コントールパネルでアンインストールできず、Intel_securityとMcAfeeの中に2つ入っているプログラムを削除しなければならない。この原因は(インテルに買収された)マカフィーらしいので、これを完全にアンインストールした。
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ブロックチェーンは「革命前夜」

Blockchain Revolution: How the Technology Behind Bitcoin Is Changing Money, Business, and the World
きのうビットコイン・セミナーで大石哲之さんと意見が一致したのは、「今のブロックチェーンは1993年ごろのインターネットに似ている」という話だ。当時、彼はSFCの学生で、私はサラリーマンをやめて94年にSFCの大学院に入った。学生にはインターネットのログイン名が与えられたが、コマンドをごちゃごちゃタイプしないと動かず、ほとんど使えなかった。

そこにNCSA Mosaicのサーバができ、学生は驚いた。ウィンドウ環境で、快適に操作できたからだ。最初に立ち上がったころは「日本のWWWサイト」というページがあり、20ぐらいしかなかったが、1994年にインターネットのユーザーは、全世界で3000万倍になった。最初はUNIXだったが、そのうち自宅のPCからもダイヤルアップで使えるようになり、みんなが1日中モザイクを使うようになった。

今のブロックチェーンは、その前夜に似ている。技術的にはインターネット以来のイノベーションで、インフラはかなり普及しているが、モザイクのようなキラー・アプリがない。逆にいうと、今そういうアプリをつくれば爆発的にヒットし、マーク・アンドリーセンのように歴史に名を残せるチャンスがある。本書は、その可能性がきわめて広いことをいろいろな例で示している。

続きは7月11日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンでどうぞ。

インセンティブ・オークションで電波が開放できる

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アメリカの600MHz帯のインセンティブ・オークションが始まり、ステージ1(電波の買収)がほぼ終わったもようだ。これは図のようにUHF帯のローカルテレビ局の電波をFCCが逆オークション(政府調達のように最低価格の業者から買う)で買い、それを携帯業者に通常のオークションで最高価格で売るものだ。

続きはアゴラで。






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