22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書)
ヨーロッパ型の議会制民主主義が行き詰まっているという議論は多い。特に中国やロシアなどの独裁国家との制度間競争に勝てるかどうかは大きな問題である。

これは経済学でも昔から論じられており、アロウの一般不可能性定理が有名だが、その結論は大ざっぱにいうと、合理的な社会的選択の方法は独裁しかないということである。

著者の研究も、これを裏づけている。「民主主義指数」を横軸に、GDP成長率を縦軸にとると、民主的な国ほど成長率が低い。

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これは21世紀の現象である。20世紀には民主国家は独裁国家より成長率が高く、アセモグルのいう「インクルーシブ」な国家が成長の必要条件だと思われていたが、その傾向がこの20年で逆転した。その原因は何だろうか。

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