ミアシャイマーの講演は、よくも悪くも戦争前と変わらないが、彼の見通しはますます悲観的になっている。

明らかに、両国が勝つことはできない。 さらに一方がひどく負け始めるという深刻な可能性がある。アメリカの政策が成功し、ロシア人が戦場でウクライナ人に負けた場合、プーチンは状況を救うために核兵器に目を向けるかもしれない。CIA長官のアヴリル・ヘインズは、5月に上院軍事委員会に、これがプーチンにウクライナで核兵器を使用させる可能性のある2つの状況の1つであると語った。

プーチンが不合理な独裁者で、大ロシアを回復するためにウクライナ征服をめざしたという説には説得力がない。もしプーチンがウクライナ東部を併合するつもりなら、2014年のミンスク合意のときやっていたはずだ。

あのときウクライナ軍は弱体で、ドンバス地方はクリミアと同じように、容易にロシアに併合できただろう。そのとき自重したプーチンが、今年2月に侵略を決意したのはなぜか。

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