今回、世論調査で圧倒的な人気だった河野太郎氏が敗れ、2001年の「小泉旋風」のような劇的な展開にならなかった原因は、選挙制度の違いにある。

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2001年の自民党総裁選(共同通信)

2001年の選挙では、県連票が各県3人で、トップの候補が総取りだった。このため田中真紀子氏とともに全国を遊説して「自民党をぶっ壊す」と説いた小泉純一郎氏が、41の県で123票を取った。この勢いに押されて議員票も小泉氏に流れ、
  • 小泉純一郎 298票(議員票175、県連票123)
  • 橋本龍太郎 155票(議員票140、県連票15)
  • 麻生太郎  31票(議員票31、県連票0)
で小泉氏が圧勝したのだ。今回は県連票は決選投票で各県1票で、ここでは39対8で河野圧勝だった。これが3票で総取りだったら、117対24で小泉氏に近い圧勝。県連の票読みは事前にわかるので、議員票も河野氏に流れ、河野総裁になっていただろう。

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NHKより

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