アメリカの各州は、コロナ対策の実験場である。おおむね民主党の知事の州(青)はロックダウンなどのきびしい規制を行ない、共和党の知事の州(赤)は規制が少ない。ロックダウンで死亡率は下がっただろうか?


図1 全米各州のコロナ死亡率(横軸)と失業の増加率

図1はコロナ死亡率(横軸)と失業の増加率の相関をみたもので、決定係数r2=0.044と、ほとんど相関がない。このうち右上の死亡率も失業率も高いのは、ロックダウンした州である。つまりロックダウンしても死者は減らず、経済も改善しない。岩田健太郎氏や立憲民主党などの「ロックダウンでゼロコロナにすれば経済が回る」という主張は、データで反証されたのだ。

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