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きのうアベマプライムで「ジェンダーギャップ」の話をした。今年も日本が120位だったというが、こんな指数に客観性はない。政治・経済・教育・医療の4分野で、男女比を出しているだけだ。政治分野が突出して悪い(147位)のは女性の国会議員が少ないからで、その原因は「ジェンダー差別」ではなく、女性にはドブ板選挙ができないという政治の質の問題である。

経済分野が悪い(117位)原因は、大企業の幹部に女性が少ないからだが、その原因は終身雇用・年功序列の雇用慣行である。日本の大企業では、15年以上勤続している女性社員の比率は男性の半分以下だ。年功序列では勤続15年未満の社員が役員になることはありえないので、幹部に女性が少ないのは当たり前なのだ。

ところがスタジオのコメンテーターには、このしくみがわからない。「日本人の意識が遅れている」という精神論を繰り返し、「大企業の管理職の男女比を同じにしろ」などと結果の平等を求めるが、結果を変えて原因を変えることはできない。そのとき思い出したのが、この絵である。

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Angus Maguire

これはequalityとequityの違いを示しているが、近代社会で保障されているのは、equalityであってequityではない。フランス革命の「自由・平等・博愛」の平等はegaliteで、日本語でいうと機会均等なのだ。

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