BCG仮説については、世界中で毎日のように論文が出ている。相関関係に疑問があるという論文もあるが、ほとんどは統計的に有意な相関を見出している。たとえばヘブライ大学の論文では、年齢や所得など多くの変数をコントロールした上で、BCG接種の期間と死亡率に相関があるという。
おもしろいのは東工大の論文で、BCGの株(strain)の違いを分析して、BCG義務国と非義務国の違いより、日本株(Tokyo 172)と他の株の違いのほうが大きいという。これによると、左上の日本は世界一安全な国である。

もう一つ大事なニュースは、BCGの陽性を確認する試薬ツベルクリンが、BCG接種の効果を再活性化するかもしれないという話だ。これはBCGを打った経験のある人に限られるが、事実なら、ツベルクリンは今の子供には打たないので、BCGの品不足などの問題はなくなる。
続きは5月4日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンで(初月無料)。
おもしろいのは東工大の論文で、BCGの株(strain)の違いを分析して、BCG義務国と非義務国の違いより、日本株(Tokyo 172)と他の株の違いのほうが大きいという。これによると、左上の日本は世界一安全な国である。

もう一つ大事なニュースは、BCGの陽性を確認する試薬ツベルクリンが、BCG接種の効果を再活性化するかもしれないという話だ。これはBCGを打った経験のある人に限られるが、事実なら、ツベルクリンは今の子供には打たないので、BCGの品不足などの問題はなくなる。
BCGの成人後の摂取に感作効果があるのは、過去の結核病棟の看護師などで調べた大規模臨床試験で証明されています。ツ反についてはまだ未確定ですが、感作メカニズムとしては十分可能ですし、それを自身で試した医師の動画もあります。https://t.co/NyOoaJN8cy
— ベーコン研究所 (@allergen126) April 30, 2020
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