BCG仮説については、世界中で毎日のように論文が出ている。相関関係に疑問があるという論文もあるが、ほとんどは統計的に有意な相関を見出している。たとえばヘブライ大学の論文では、年齢や所得など多くの変数をコントロールした上で、BCG接種の期間と死亡率に相関があるという。

おもしろいのは東工大の論文で、BCGの株(strain)の違いを分析して、BCG義務国と非義務国の違いより、日本株(Tokyo 172)と他の株の違いのほうが大きいという。これによると、左上の日本は世界一安全な国である。

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もう一つ大事なニュースは、BCGの陽性を確認する試薬ツベルクリンが、BCG接種の効果を再活性化するかもしれないという話だ。これはBCGを打った経験のある人に限られるが、事実なら、ツベルクリンは今の子供には打たないので、BCGの品不足などの問題はなくなる。


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