国の専門家会議が「あと1~2週間が瀬戸際だ」と警告してから、きのうで2週間がたったが、日本では感染爆発は起こっていない。ところがイタリアの感染者も死者も中国に次いで世界第2位になり、人口比では韓国を抜いてトップになった。コンテ首相はイタリア全土に移動制限を出した。

この原因はイタリア人がキスやハグが好きなためとか、院内感染で医療が崩壊したためとかいわれているが、単なるタイムラグかもしれない。次の図のように各国の感染者の数を対数グラフで見ると、イタリアは韓国より2.5日遅れて増え、ドイツやフランスはそこからさらに9日遅れている。これからヨーロッパ各国も、イタリアの後を追うかもしれない。

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新型コロナの感染者数(Mark Handleyのツイートより)

それに対して当初は多かった日本の感染者は、顕著に少ない。この一つの原因はPCR検査が少なかったことで、当初は「患者を少なく見せようとする厚労省の陰謀だ」という話もあったが、3月になって検査が3倍以上に増えても感染者の増加率はほぼ一定で、重症患者や死者の比率は下がっている。

公平に見て日本だけが、新型コロナの感染をコントロールできたようにみえる。それはなぜだろうか。

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