国際的な科学者グループによる地球温暖化についての調査結果が発表された。中身はIPCCの第5次報告書(2013)と基本的に同じで、地球の平均気温は長期的には産業革命前より4~5℃高くなるというものだが、今までと違うのは「温室効果ガスの排出削減だけでそれを止めることはできない」と警告していることだ。

パリ協定では産業革命の前より2℃上昇に抑制することを目標にしているが、その実現は従来の方法では不可能だという。2℃上昇を超えると、地球上のいろいろな要因が相互作用し、人間がコントロールできなくなるかもしれない。ではどうすればいいのか。この論文はそれを具体的には書いていないが、CO2の削減以外の方法を考えるしかない。

それを気候工学と総称するが、費用対効果がいいのは大気中に雲をつくって太陽光をさえぎる技術だ。その方法もいろいろあるが、一つは図のように海上に巨大なヨットを浮かべて海水をくみ上げ、高い塔から蒸気を噴出して雲をつくる「人工降雨」システムである。

cloud-seeding_4lDvK_40056


続きは8月13日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンで。