米朝首脳会談は空振りに終わったが、トランプ大統領が記者会見でこう答えたのには驚いた(ハフィントンポストより)。
韓国と日本が大いに支援してくれるだろう。彼らは支援する準備ができていて、支援しなければならないことも知っているはずだ。アメリカはこれまでに多くの国で多大な費用をかけてきた。韓国は(北朝鮮)の隣国で、日本もそうだ。彼らは支援してくれるだろう。
これは経済支援のことで、日本が北朝鮮を非核化するという意味ではないが、それは不可能ではない。日本はその技術をもっているからだ。北朝鮮の核兵器を解体すると、そこに含まれているウランやプルトニウムを無害化しなければならない。それには再処理工場でMOX燃料に加工し、プルサーマルで燃やすことがもっとも技術的に確実だ。

ところが青森県六ヶ所村の再処理工場は、いまだに稼働できない。核燃料を「増殖」する予定だった高速増殖炉「もんじゅ」が廃炉になった今、多大なコストをかけて再処理でプルトニウムを分離しても、使い道はプルサーマルしかない。それよりゴミとして直接処分したほうが、はるかに安い。

しかし北朝鮮の非核化となると、採算の問題ではない。日本が「北朝鮮の核兵器を解体する」と名乗りを上げたら、「完全な非核化」を約束した北朝鮮は拒否できないだろう。六ヶ所村の再処理工場で処理すれば「検証可能で不可逆的な」核兵器の解体ができる。これは安全保障の問題なので、国の仕事である。

続きは6月18日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンで。