Economistの特集は、人工知能やロボットやドローンなどの無人兵器が戦争をどう変えるかを論じている。20世紀の戦争を変えた最大のテクノロジーは、いうまでもなく核兵器だった。それによって国家間の戦争(interstate war)は大幅に減り、ほとんどなくなった。核兵器禁止条約を求める人々の信じるのとは逆に、核兵器は世界大戦を防いだのだ。

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しかしそれは戦争が減ったことを意味しない。中東やアフリカなど国家が不安定な国では、都市と都市の間で起こる内戦(intrastate war)が増えた。その原因は民族や宗教の違いで、200年ぐらい前までのヨーロッパと同じだ。こうした変化は、国家の統治形態にも影響を及ぼす。

ヨーロッパ型の主権国家は、国内では武力を独占すると同時に、国外に対しては徴兵制で一致して戦うシステムだった。特に第一次大戦以降の総力戦では国民の動員力が重要なので、全国民を「わが国を守る」という意識で動員できるデモクラシーが有利だったが、それは技術進歩によって変わるかもしれない。

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