アゴラで指摘した送電線の話はテクニカルだが、今後のエネルギー改革で重要なので、経産省の資料で簡単に説明しておこう。朝日新聞の「利用率2割」は誤報である。基幹送電線は二重化され、100%は使えないからだ。送電線のルールは、次のようになっている。
電力系統には、たとえ1本の送電線が故障した場合でも、電気をほかの送電線に流してカバーできるようにすることで、停電を防ぐしくみになっています。これは「N-1(エヌ マイナス イチ)基準」とよばれる考え方に基づくもので、日本だけでなく、欧米など国際的にも広く採用されているものです。
送電容量は設備の予約なので、実際に使われていなくても「空き容量ゼロ」になる。今は図のように回線を先着順に割り当てているが、これだと後から申し込んだ再エネ業者が接続できなくなる場合がある。

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このとき「空き容量ゼロ」に見えても「緊急時用に確保」した設備を使うとゼロではないので、次の図の②の部分の送電容量を動的に割り当てようというのがコネクト&マネージである。ただし100%使うと回線事故の場合に大停電が起こるので、緊急時には停止するなど優先順位をつけ、休眠している設備の割り当て(①)を減らす。qqti-26np8bz1続きは2月5日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンで。(まぐまぐに引っ越します)