矢内原忠雄――戦争と知識人の使命 (岩波新書)
共産党の小池書記局長が在日韓国民団の機関紙で「日本側には、朝鮮半島を侵略し、植民地支配した過去の歴史に対する姿勢が問われる」と語ったが、これは誤りである。日本が朝鮮半島を「侵略」した事実はない。

日韓併合は国際法にもとづく条約で、英米など世界の承認を得た。韓国政府でさえ「侵略」と呼んだことはない。そもそも侵略という概念は、1928年の不戦条約で戦争を非合法化したときできたので、1910年に日本が朝鮮を侵略することは不可能だ。

しかし一部の人のいうように、日本は大韓帝国を同格の国として「併合」しただけで「植民地」にはしなかったというのも間違いだ。朝鮮は大日本帝国の支配する植民地だったが、それは合法的な支配だった。東京帝大で「植民政策」の講座を担当した矢内原忠雄は、非戦論をとなえて大学を追われたが、植民地支配が悪だとは考えていなかった。むしろ朝鮮半島を近代化する政策として植民政策を論じた。

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