P_20171025_114609立憲民主党は、万年野党にしかなれない戦後左翼の末期症状である。多くの先進国でも戦後の左翼の出発点は似たようなものだったが、現実を見て成長してきた。日本の左翼だけが「永遠の幼年期」にとどまっているのはなぜだろうか。

初期にはソ連についての正しい情報が入ってこなかったため、やむをえない面もあったが、1956年のスターリン批判で粛清の実態が明らかになった。ところが丸山眞男は『世界』1956年11月号に「『スターリン批判』の批判」という論文を書き、このタイトルはスターリン批判に反論するものとも読めるので批判を浴びた。

これは大幅に改稿されて『現代政治の思想と行動』に「スターリン批判における政治の論理」として掲載されたが、原論文は『丸山眞男集』にも収録されていない。その内容はスターリンを擁護するものではないが、改稿の跡をたどると、彼の社会主義に対するシンパシーの原因は、情報不足よりも根本的な問題にあったことがわかる。

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