希望の党が「憲法と安保」を民進党左派を排除する基準にしているのは、いいところを突いている。左派のよりどころは、もう護憲しかないからだ。しかしこれが政治の争点になったのは古いことではない。1960年代に革新自治体を実現したのは「社共共闘」だった。70年代まで「社公民」は資本家に迎合する改良主義で、(社会党主流派だった)社会主義協会も共産党も、プロレタリア独裁による暴力革命をめざしていた。

ところが社会主義が挫折した80年代に、彼らはそれとは逆の「平和主義」を看板にし始めた。社会党の石橋委員長が「非武装中立」という言葉を最初に使ったのは1980年である。かつて貧しい労働者は、資本主義を打倒して富の分配を変えれば豊かになれると思ったが、彼らを豊かにしたのは資本主義だったのだ。

しかし労働者を搾取する無政府的な資本主義が、なぜ彼らを豊かにしたのかはよくわからない。今週からのアゴラ経済塾「資本主義が足りない」では、資本主義がなぜ成功したのか、そして左翼は何を見誤ったのかを考える。サブテキストとしては、このマンガがわかりやすいかもしれない(まだ申し込めます)。



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