蓮舫問題では朝日新聞が社説で「戸籍謄本の公表は差別につながる」と話をすりかえたが、国籍はプライバシーではない。彼女は「排外主義には屈しない」などと逃げ回ったが、気の毒なことに「2016年10月7日に日本国籍を選択した」という証拠は戸籍謄本しかない。しかたなく出してきたのは、国籍選択の日付以外を塗りつぶした戸籍謄本だった。最初からそうすれば、何の問題もなかったのだ。

戸籍と差別は無関係である。八幡さんも指摘したように、戸籍が差別に使われたのは、明治時代につくられた壬申戸籍の「新平民」や「元非人」などの記述が、部落差別の根拠になったことが原因だ。もちろん現在の戸籍にそんな記述はないので、公開情報である住民票とほとんど同じだ。実務的にも戸籍は意味がないので、廃止しろという意見もある(私も賛成だ)。

ではマスコミがこれほど戸籍に騒ぐのはなぜだろうか。それは彼らのサラリーマン根性が原因だろう。戸籍や個人情報で騒ぐことを職業とする「人権屋」が恐いからだ。

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