土地希少化と勤勉革命の比較史―経済史上の近世 (MINERVA人文・社会科学叢書)
日本人の土地生産性は世界一だ。これは江戸時代に過剰人口を消化するために、労働集約的な農業で稀少な土地の生産性を上げた勤勉革命の伝統だと思われる。ここでは「現場」が重視され、土地の利用効率は高いが労働生産性は低く、サラリーマン経営者と労働者の労使共同体を守って株主を犠牲にする。

他方、数百の都市国家が激しい戦争を繰り返していた西洋では、都市の限られた人口を資本集約的な技術で補って稀少な労働を節約する産業革命が起こった。もっとも重要なのは軍事技術で、戦争に勝つという目的に最適化してシステム化する必要があったため、西洋の工場のモデルは軍隊だった。

続きは5月8日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンでどうぞ。